出版社内容情報
コーヒーは直腸がん、ワカメは乳がん予防効果がある……。現在多くの医師、研究者が行っている「がん予防食」の最新研究成果を紹介する。 ここ数年の間に、がん予防研究を取り巻く状況は大きく変わりつつある。アメリカで「デザイナーフーズ計画」という研究プロジェクトを組み、国家的な規模でがん予防食品の科学的解明に乗り出したことが発端となり、日本の癌学会総会でも、がん予防のシンポジウムが設けられるようになり、各大学や、国立の研究機関でもがん予防食品の研究が熱心に行なわれるようになった。 本書は気鋭の医療ジャーナリストである祢津氏が、現在わが国で取り組んでいる様々な「がん予防食品」についての研究を丹念に取材し、まとめたものである。 ここで取り上げているのは、多くはまだ動物実験のものだが、なかにはすでに人間での臨床試験に入っているものもある。将来的には、こうした研究のなかからがん予防物質や予防薬が開発されることも期待されている。 どんな食品が良いのか、どこまで解明されているのか、最新情報を一般の人々向けにわかりやすくレポートする。 ●第1章 野菜や果物のがん予防効果 ●第2章 魚介類など海産物のがん予防効果 ●第3章 調味料・香辛料・嗜好品などのがん予防効果 ●第4章 漢方薬・民間薬のがん予防効果 ●第5章 がん高危険群に対するがん予防薬の研究
内容説明
食生活習慣が、がん全体の約8割に関係している!気鋭の医療ジャーナリストがレポートする、「がん予防研究」最前線。
目次
第1章 野菜や果物のがん予防効果
第2章 魚介類など海産物のがん予防効果
第3章 調味料・香辛料・嗜好品などのがん予防効果
第4章 漢方薬・民間薬のがん予防効果
第5章 がん高危険群に対するがん予防薬の研究