デジタルエコノミーの罠―なぜ不平等が生まれ、メディアは衰亡するのか

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デジタルエコノミーの罠―なぜ不平等が生まれ、メディアは衰亡するのか

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757123779
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「インターネットは平等」はすべて幻想だ。?
インターネットは、メディアの独占を不可能にすることになっていた。しかし、実際にもたらされたのは、その反対だ。GAFAは今では我々が費やす時間を支配し、「関心経済」からすべての利益をつかんでいる。なぜこうなったのか。「デジタルエコノミーの罠」は、この独占がどのように起こったかを膨大な実証データに基づき、徹底的に論証する。小さなローカル・プレーヤーが不正操作されるゲームで生き残るために我々に何ができるのだろう?

内容説明

「関心の経済」が生み出す寡占、民主主義の破壊。オンライン経済の幻想と現実を、徹底的に検証する。

目次

第1章 関心経済を見直す
第2章 傾いた土俵
第3章 パーソナル化の政治経済学
第4章 サイバー空間の経済地理学
第5章 ウェブトラフィックの動学
第6章 同じモノがさらに少なく―オンライン地方ニュース
第7章 ニュースの粘着性を高めるには
第8章 インターネットの「自然」

著者等紹介

ハインドマン,マシュー[ハインドマン,マシュー] [Hindman,Matthew]
ジョージ・ワシントン大学メディア公共問題学校准教授。プリンストン大学Ph.D.政治的コミュニケーション、デジタル観衆、オンライン虚報などを中心に研究。最初の著書『デジタル民主主義の神話』(The Myth of Digital Democracy,Princeton University Press,2009)でハーバード・ゴールドスミス・ブック賞およびコミュニケーション研究に対するドナルド・マッギャノン賞を受賞。『デジタルエコノミーの罠―なぜ不平等が生まれ、メディアは衰亡するのか』もハーバード・ゴールドスミス・ブック賞を受賞している

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
評論家、翻訳家。開発援助コンサルタント。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける。著書の他、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャー

11
ネットに関わる通説について客観的な分析で詳細に解説している。実際に起こる現象を大量のデータを用いて考察しており内容はとても重厚。統計学やモデル式を用いながら具体的に指摘する内容は大変説得力がある。ネット閲覧の増減はページビューの速度が大きく影響し大企業はそれを短縮するために大量のリソースを投入しているという点は驚いた。同じようなサイトが複数ある場合に人は乗り換えにかかるコストを嫌うというのは納得。ニュースサイトを見る人は目的の記事が無い場合が多い。訳者解説の概要説明が全体を俯瞰しており大変わかりやすい。2021/06/26

人生ゴルディアス

7
大変面白かった。インターネットは平等だからニッチなニーズにもチャンスがあり、民主主義を拡大する……というのが幻想でありそもそも論として無理だ、という話をデータとモデルにより実証する。インターネットはポスト工業時代などではありえず、GAFAはインフラ構築にありえない金額をかけているし、そうしないと観衆を集められず、観衆がいないと儲からないからだ……という話。泡沫サイト(地方新聞電子版など)がなぜマネタイズできないかについて、まず純粋に読者がいないからだ(計測データの多くは過大評価だ)という話もすごい。2020/12/24

suma2021

3
ネット世界の幻想と現実の乖離を様々なデータから読者に迫る書。 ネット上では誰でも発信できるから巨大メディアに優れた少数意見も対等に扱える等と思われがちだが、実際は規模の経済が幅を利かせ、巨大テックの独占寡占に繋がっている。表示速度、更新頻度、データ量から導くアルゴリズムやレコメンドが重要なネット界でテクニカルな投資も巨大テックは郡を抜いている。表示速度や最新情報は我々消費者側の欲求から来ているものであり是正するのも厄介だ。玉石混淆のネット情報へアクセスする我々情報消費者の意識変容が重要なのかと感じた2021/09/20

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/04/23

レフラー

0
訳者あとがきとまったく同じ。 ネットに希望と幻想を持ってその仕事に飛び込み、そしてどうもおかしいと思いながらもいまだに少しの希望を信じて仕事をしている身である自分にとっていい感じにその幻想を打ち砕いてくれる本だったヨー。 さて、どうしようかしら。 この本における「地方メディア」に近い領域で働いていて、書かれている具体的処方箋は「多くは」実践済みだ。2023/09/10

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