出版社内容情報
「インターネットは平等」はすべて幻想だ。?
インターネットは、メディアの独占を不可能にすることになっていた。しかし、実際にもたらされたのは、その反対だ。GAFAは今では我々が費やす時間を支配し、「関心経済」からすべての利益をつかんでいる。なぜこうなったのか。「デジタルエコノミーの罠」は、この独占がどのように起こったかを膨大な実証データに基づき、徹底的に論証する。小さなローカル・プレーヤーが不正操作されるゲームで生き残るために我々に何ができるのだろう?
内容説明
「関心の経済」が生み出す寡占、民主主義の破壊。オンライン経済の幻想と現実を、徹底的に検証する。
目次
第1章 関心経済を見直す
第2章 傾いた土俵
第3章 パーソナル化の政治経済学
第4章 サイバー空間の経済地理学
第5章 ウェブトラフィックの動学
第6章 同じモノがさらに少なく―オンライン地方ニュース
第7章 ニュースの粘着性を高めるには
第8章 インターネットの「自然」
著者等紹介
ハインドマン,マシュー[ハインドマン,マシュー] [Hindman,Matthew]
ジョージ・ワシントン大学メディア公共問題学校准教授。プリンストン大学Ph.D.政治的コミュニケーション、デジタル観衆、オンライン虚報などを中心に研究。最初の著書『デジタル民主主義の神話』(The Myth of Digital Democracy,Princeton University Press,2009)でハーバード・ゴールドスミス・ブック賞およびコミュニケーション研究に対するドナルド・マッギャノン賞を受賞。『デジタルエコノミーの罠―なぜ不平等が生まれ、メディアは衰亡するのか』もハーバード・ゴールドスミス・ブック賞を受賞している
山形浩生[ヤマガタヒロオ]
評論家、翻訳家。開発援助コンサルタント。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける。著書の他、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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