出版社内容情報
かずかずの身近にあふれる菌やウイルスなどの微生物をとりあげ、人との関係や、人にどのような影響を及ぼしているのか、紹介する。
人にいい影響・悪い影響をおよぼすもの、食べもの、病気、健康などに関連したたくさんの「微生物」を、親しみやすい文章とイラストで説明します。
内容説明
体臭はどうやって発生するの?お肌を洗いすぎるのは美肌に悪い?納豆の旨味と粘りはどこから生まれる?おにぎりは素手で握ると危険?風邪とインフルエンザの違いは何?身近な疑問を微生物学で解明!
目次
第1章 「微生物」ってどんな生物なの?
第2章 人間と一緒にくらす「常在菌」
第3章 「おいしい食品」をつくる微生物
第4章 「分解者」としての微生物
第5章 「食中毒」を起こす微生物
第6章 「病気」を起こす微生物
著者等紹介
左巻健男[サマキタケオ]
法政大学教職課程センター教授。専門は、理科・科学教育、環境教育。1949年栃木県小山市生まれ。千葉大学教育学部卒業(物理化学教室)、東京学芸大学大学院教育学研究科修了(物理化学講座)、東京大学教育学部附属高等学校(現:東京大学教育学部附属中等教育学校)教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授等を経て現職。『理科の探検(RikaTan)』誌編集長。中学校理科教科書編集委員・執筆者(東京書籍)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椛
26
本屋さんの思惑にまんまと嵌まり、ついつい買ってしまった1冊。 だが、後悔はしていない! それぐらいに面白かった! ①「微生物」ってどんな生物なの? ②人間と一緒に暮らす「常在菌」 ③「おいしい食品」をつくる微生物 ➃「分解者」としての微生物 ⑤「食中毒」を起こす微生物 ➅「病気」を起こす微生物 個人的には③が一番楽しかったかな。 全部に興味はなくても、自分よ興味のあるところだけ読むのも楽しめる。2021/04/04
えいなえいな
10
コロナの影響でそこら中の書店においてこの手の書籍によるコーナーが設けられておりますが、自分もついつい手にとってしまいました。病気のことだけでなく、普段食べている納豆やヨーグルト、味噌、醤油、日本酒に関しても書かれており、いかに微生物が重要な働きをしているかがよくわかりました。ある意味ではウイルスとも共存していかなければいけない世の中ですから、知っておいて損はないことばかりでした。2020/07/24
DEE
10
去年、腸炎ビブリオによる食中毒を経験したので、害を及ぼす微生物のところは興味深く読んだ。 腸内細菌の説明も分量は少ないものの分かりやすくていい。2019/11/03
Micky
5
微生物、日常的には目にすることがない生き物。彼らにとって生きると言う意味はなんだろうか?なんて哲学的に問うても意味はないと思う。 このミクロンの生物が人間ばかりか殆どの生物の生存にとって切っても切れない関係を築いているのは驚きだ。 我々のウンチは微生物の死骸だったりして、これらの微生物が身体を健康な状態に保ってくれている。小さいからってバカにしてはいけない。 易しく微細物の世界を教えてくれる本です。 2019/03/15
翠埜もぐら
4
微生物とは何かからカビや発酵食品、果ては病気を引き起こすものまで幅広く浅く解説。データも新しくコンパクトにまとまっていて入門書としては読みやすかったです。知っているつもりでじつはいい加減だったり間違ったりしているものが結構ありましたね。人に説明できるほどきちんと把握してなかったなぁ。しかし誤字が2か所ほどありました。P165とP172。この手の本でこんなはっきりした誤字って出版社としてどうかと思いますが。校正さん大丈夫ですか?2019/11/22