内容説明
手形を発行している会社は潰れるといっても過言ではない。手形を出さないと同時に、短期の借金をしないということを徹底する必要がある。手形を止めれば、単純に支払が二倍になる。とたんに資金繰りが苦しくなる。だから、借金をする。これでは甘えが出る。資金に甘えが出ると、いくら手形をゼロにしようといっても、それはたわごとと化してしまう。よほどのことがない限り、つなぎ資金調達はしないということを誓う必要がある。悪循環を止めたいのであれば、まず、断ち切ることからはじめなければならない。古い習慣の延長線上に、新しい仕組みなど訪れることはない。創造は破壊から始まるのである。
目次
序章 「知る」から「わかる」へ「わかる」から「できる」へ―手形ゼロ・無借金にするための秘訣に共通する要素
第1章 「手形ゼロ」「借金ゼロ」への決意 経営者および経理担当者への苦言
第2章 「お金を生む」風土づくり 全社員への提言
第3章 「手形ゼロ」「借金ゼロ」の可能性 財務・経理担当者への助言
第4章 「手形ゼロ」の実践 経営者・営業・仕入・経理の意思徹底
第5章 会社の資金力を熟考 予想キャッシュフロー計算書の作成