内容説明
本書は、アジア経済のこれまでの発展経緯を概観し、将来を展望することを意図したもの。第1章では、アジア理解の前堤となる自然、宗教、欧米の植民地政策を整理し、第2章では、アジア経済の現状を各国別に眺め、さらに現実の経済活動の担い手でもある企業の動向を取り上げ、第3章では、最近の通貨不安を含めたアジア経済の抱える問題点を分析し、将来展望を試みた。
目次
第1章 アジアを理解するための前堤(アジア理解の前堤;東アジアの植民地化と経済構造)
第2章 アジア経済の現状(東アジアの独立と政治経済体制;主要先進国の援助;主要各国の経済;アジアにおける日本企業と華僑・華人系企業)
第3章 アジア経済の将来(経済開発にともなう問題点;地域共同体の現状;東アジアの将来展望;開発経済学による若干の補足)