内容説明
サッセッタの華やかでゴシック的な両面多翼祭壇画、マンテーニャの人文主義による初期ルネサンスの祭壇画、ラファエッロの「古代風」な盛期ルネサンスの祭壇画、ブロンツィーノのフィレンツェ・マニエリスムの祭壇画、ティツィアーノのヴェネツィア・ルネサンスの祭壇画、ティントレットの宗教改革期の大祭壇画、これら解体された祭壇画をオリジナルな状態に戻し、それらの表象を改めて解体して創造の秘跡を探検する。
目次
サッセッタ『サンセポルクロ両面祭壇画』
マンテーニャ『サン・ゼノ祭壇画』―“叡智の幕屋”としてのタベルナクルム祭壇
ラファエッロ『キリストの埋葬』―若きラファエッロが巨匠レオナルドから吸収したこと
ブロンツィーノ『キリストの哀悼』―「エレオノーラ・ディ・トレド礼拝堂」における絵画と彫刻の対話
ティツィアーノ『ピエタ』―祭壇画『ピエタ』とフラーリ聖堂内の二作品をめぐって
ティントレット『聖母被昇天』―バンベルクの祭壇画に描かれた聖書をめぐって
著者等紹介
遠山公一[トオヤマコウイチ]
1959年生まれ。慶應義塾大学教授/イタリア絵画・彫刻史
喜多村明里[キタムラアカリ]
1962年生まれ。兵庫教育大学大学院教授/イタリア美術史・文化史
松浦弘明[マツウラヒロアキ]
1960年生まれ。多摩美術大学教授/イタリア中世・ルネサンス美術史
足達薫[アダチカオル]
1969年生まれ。弘前大学人文学部准教授/イタリア・マニエリスム美術史
金井直[カナイタダシ]
1968年生まれ。信州大学人文学部准教授/近現代彫刻史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユーディット
ヤクーツクのハチコ