内容説明
フェルメールの贋作を露見させたコバルト・ブルー、パンクの同義語になった蛍光ピンク、軍事戦略を変えたカーキ、多様性にともない色域の幅を広げたヌード・カラー…。本書は、アートやファッション、流行色などの文化史から、化学や政治的なトピックまで幅広く取り上げ、欧米でベストセラーとなり、20言語で翻訳された色彩エッセイです。待望の日本語版は、豊富な図版を加えた特別編集で、より読みやすくなっています。
目次
色の見え方―どのように見るのか
簡単な計算―光について
パレットを組み立てる―絵師と顔料
色を定義する―色のマッピング
色の愛好と色の嫌悪―色彩の政治学
カラフルな言葉―はたして言葉は、私たちの見る色をかたちづくるのか?
White
Yellow
Orange
Pink
Red
Purple
Blue
Green
Brown
Black
本文中に紹介しきれなかった興味深い色名の追加リスト
著者等紹介
セントクレア,カシア[セントクレア,カシア] [St Clair,Kassia]
作家、エッセイスト。『エコノミスト』誌「著書と芸術」部門の元編集アシスタント。ファッションやインテリア雑誌で色彩関連の連載を持ち、欧米のさまざまな美術館で講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



