ブリューゲルの世界―目を奪われる快楽と禁欲の世界劇場へようこそ

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  • サイズ B5判/ページ数 304p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784756253781
  • NDC分類 723.359
  • Cコード C0071

出版社内容情報

拡大で見る!《バベルの塔》の画家ブリューゲルの58作品!

16世紀にオランダで活躍したブリューゲル(父)。ヒエロニムス・ボスの奇怪な図像と風景美を学び、名も無き民の日常ドラマを細密に描きました。本書は多数の拡大図版で、その並外れた技術・知性・ディテールに託された意味と関連性を読み解く、ブリューゲルに最も迫る1冊です。

「…たとえ頑固でしかめ面の鑑賞者であっても、彼の絵を前にすると、少なくとも口角が上がるかにやりとせずにはいられない。」(『カーレル・ファン・マンデル「北方画家列伝 注解」』

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〈ディテールを8つのテーマから見る〉
・世界を見る
・騒々しい世の中
・美徳と罪
・怪物と魔物
・喜びに満ちた収穫
・目に見える機知
・顔 そして 感情
・生きる歓び

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〈日本語版の特典〉
・画家だらけのブリューゲル一族をわかりやすく図解した家系図
・ブリューゲル(父)の生涯を追った年表
・ブリューゲルとフランドル絵画をより深く知るための日本語参考文献
・関連画家、技法の用語解説

内容説明

あのバベルの塔もネーデルラントの諺も農民の婚宴も!こんなに拡大して見られる本は他にない!

目次

ブリューゲルの生涯
家系図
ブリューゲルの作品
世界を見る
騒々しい世の中
美徳と罪
怪物と魔物
喜びに満ちた収穫
目に見える機知
顔そして感情
生きる喜び

著者等紹介

ゼリンク,マンフレート[ゼリンク,マンフレート] [Sellink,Manfred]
1962年生まれ。ブリュッヘ美術館館長(2001‐2014)を経て、アントワープ王立美術館館長(2014‐2020)。2007年にスペインで、これまで知られていなかったブリューゲルの油絵を発見。さらに2012年にも、これまで未公開だったドローイングをブリューゲルのものと結論づけ、ネーデルラント絵画研究に大きな貢献をした第一線で活躍する美術史家

熊澤弘[クマザワヒロシ]
東京藝術大学大学美術館准教授。東京藝術大学美術研究科修士課程修了。東京藝術大学大学美術館常勤助手/助教、武蔵野音楽大学音楽学部音楽環境運営学科をへて、2017年4月より現職。オランダ美術史を中心とした西洋美術史、博物館学を専門とし、日本国内外の美術展覧会にかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

G-dark

26
作品の全体図、部分拡大図、解説文などを通して、ピーテル・ブリューゲルの独特の世界観にどっぷり浸れる本。死、病、貧困、飢え、暴力、狂気といったテーマをユーモラスに描き、特別な悲劇ではなく当たり前に存在するものとして扱っているのが魅力。特に『怠け者の天国』に描かれている人の、ぐで〜っと寝っ転がって魂が9割くらい抜けていそうな表情に親近感を覚えます。仕事から帰宅して「つ、疲れた…」とソファに転がっている時、わたしもこんな表情でフリーズしています。怠惰な自分への戒めとして、この作品の複製画を部屋に飾りたいです…。2021/10/15

勝浩1958

5
500年位前の絵画、この細密画のなんて素晴らしい世界! 画集が欲しくなりました。2022/11/10

ソニックゆうすけ

5
ブリューゲル。1つの絵の中に色々な世界があり、それを様々な視点から捉える本。一筋縄ではいかない世界観が拡がっており、鑑賞するたび新たな発見がありそう。自分はまず、全体を俯瞰した絵を先に見てから拡大版と文章を読みました。楽しく、少し不気味な読書体験でした。2021/04/25

Wataru Hoshii

5
ブリューゲルを見る喜びとは、ディテールを読むことだと感じている。1枚の絵の中に無数の物語が緻密に書き込まれていて、見飽きることがない。そんなブリューゲルの絵の細部をいくつも拡大して見せてくれる本。それだけで十分楽しいのだが、表情を見せない後ろ姿の人物が多いこと、ボスとの違いはユーモアの感覚であることなどを改めて発見することもできた。私はこういう「ディテールを読む」タイプの絵が大好きで、永徳の洛中洛外図屏風や、伴大納言絵巻なども大好物なのだが、その原体験は安野光雅の「旅の絵本」かもしれないと思い至った。2021/02/28

チャンドラー

4
数年前に訪れたウィーン美術史美術館のブリューゲル・コレクションでバベルの塔は光彩を放っていた。神の罰を招いた人間の傲慢さは外の螺旋階段と内の階層などディティールを凝らし、相互に矛盾した建築構造が皮肉な結末を示した傑作だ。オランダ絵画の特徴の写実主義を一層リアルに、政治的、道徳的に限らず世界を一段高い意味で捉えている。つまり自然と人間性を同程度に包含した世界と解釈し、自然界の出来事が一年のサイクルを通して起こり、人間の活動も季節に呼応している。画家の考えるこの世の秩序が様々な物語を想像させてくれる。2021/03/24

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