内容説明
1996年の羽毛恐竜の発見後、恐竜を描いたパレオアート(恐竜画)の世界でも、新たな表現が求められるようになった。本書はパレオアート界の第一線で活躍するアーティストたちが、最新の研究成果をもとに描いた作品を収録した日本初の恐竜画集。今までの恐竜の姿をはるかに超えた、美しく躍動感溢れる新しい時代の恐竜たちを目撃せよ!
目次
ルイス・V・レイ
趙闖
ジェームズ・キーサー
ダヴィデ・ボナドンナ
セルゲイ・クラソフスキー
ロドルフォ・ノゲイラ
服部雅人
エミリー・ウィロビー
ラウル・マーチン
著者等紹介
寺門和夫[テラカドカズオ]
科学ジャーナリスト。一般財団法人日本宇宙フォーラム主任研究員。1981年に株式会社教育社で科学雑誌『ニュートン』を創刊。以来、長年にわたり科学分野の取材・執筆を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
20
緑・青・紫・ピンクといったカラフルな羽毛を持つ恐竜たちの想像図を眺めることができる本。物凄い質感! 今にも、恐竜が走り回る音が聴こえてきたり、匂いが伝わってきたりしそうでワクワクしてきます。…しかし、隕石の衝突、火山噴火、津波の脅威にさらされる恐竜たちの想像図もこの本に載っていて、それを見ると胸が痛みました。どんな時代でも、どんな生き物でも、災害には勝てない…と思い知らされるようで…。それでも、人間は災害による被害を少しでも減らせるよう対策していく他ないけれど…。2023/07/01
高宮朱雀
10
某大手書店のホームページで紹介されていて、ウォーキング・オブ・ダイナソーの世界を楽しめるならと購入。 国内外のイラストレーターが、作品と共に自分の恐竜に対する思いや掲載した作品についての説明などを寄せている。研究者の説明のような堅苦しさがないので読みやすい。また、色彩が鮮やかなのも目を惹く。きっと小さなお子さんは興味を持ちやすいのではなかろうか。2019/06/16
Masakiya
4
ジュラシック・ワールドに登場する恐竜が最新の研究成果をほとんど反映していないと学者の中ではあまり評判が良くなかったそうだが、この本を見るとそれもうなずける。恐竜の外観の可能性を追求した度肝を抜かれる絵の数々に「科学的に正しい」ジュラシックパーク・リメイク版が10年後に封切られる可能性への期待が膨らむ。2017/09/16