目次
1 仕事をはじめる(経験なんか気にしないまずやってみる;素直に失敗し素直に聞く ほか)
2 いいデザインを創る(美しい理由を考える;形はつくるものではない見つけるものだ ほか)
3 イノベーションを起こす(原点には強い答えがある;見るのではなく観ること ほか)
4 集合知を生み出す(いい答えを出すよりいい問いを生み出すこと;問われた問いを拡大する ほか)
5 未来の価値をつくる(運は縁によって鍛える;形がもたらす縁を見通す ほか)
著者等紹介
太刀川瑛弼[タチカワエイスケ]
NOSIGNER(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ
4
「憧れの人をライバルにする」という言葉はとても良いと思った。憧れって1番その対象を遠のけてしまうと思うので、その相手を敢えて自分の超えるべきライバルに設定するのは効果的だと思う。ロールモデルを見つけたいと言い過ぎするとそのモデルの人を超えられない。この言葉を肝に銘じておきたい。2016/04/08
堀 裕行
3
デザイン系の本を読むことは考え方や視点を変える意味でととも有益であると考える。後書きに記述されている“良いイノベーションとは、良い未来に進む新しい関係性を産み出すこと。良いデザインとは、その関係性をそのまま美しい形にすること”に集約されている。また、シンプルとは概念を浮き彫りにすること。いい答えを出すより、いい問いを産み出すこと。などなるほどと思うメッセージがたくさんあった。2016/03/10
Mine
3
学生時代にデザインを専門に専攻していた訳ではない著者がどのように考え行動してきたかを纏めた本。まず行動をすること、そして分解や抽象化や言語化などを通して求められている良いデザインを作り出す手法が描かれている。2章・3章は特に参考になるが、凝縮された言葉で書かれているためきちんと理解をして実践をしていくためには、関連した本を含めて何回か繰り返し読む必要がありそう。デザイナーでなくとも課題解決の考え方として多いに参考になる、2016/02/26
Acha
1
うーん。ところどころ、なるほどと思うところあるのだけど、50のテーマに分けたりしない方がよかった気がする。見出し→コラム→作品説明、の繰り返しがいかにもハウツーで、なんかちょっとそんなの太刀川さんらしくない印象だ。ってらしさを語るほどマニアではないのだけど。2017/01/20
くろ
1
この本自体がよくデザインされています。見開きワンテーマです。左ページに伝えたいことが一文で、右ページにその解説と具体例が載っています。たいへん経験知のある方で、視座がフラットなため、応用の効くアイディアばかり。プランナーなど企画に携わる方は、羅針盤としてぜひ一冊お手元にどうぞ。先日講演を聞いてまいりましたが、お話もたいそうお上手でした。にこやかに楽しげに、でも金言をぎゅっと詰めてお話しくださいました。書籍も彼の活動もぜひチェックしてみてください。2016/10/23