内容説明
大人気!石井ゆかりの「青い鳥の本」第四弾。「明るさ」「正しさ」に疲れた心に。本で占うビブリオマンシー&ミニエッセイ。
著者等紹介
石井ゆかり[イシイユカリ]
ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆、独特の文体で老若男女を問わず人気を集める
沙羅[サラ]
木版画家。展覧会での作品発表のほか、書籍や雑誌などの挿画を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫羊
17
石井ゆかりさんの鳥シリーズも4冊目になった。今回は、人の心のネガティブな面について、作者の深い人間理解に基づいた豊かな言葉が溢れている。怒りや憎しみ、嫉妬、絶望など、あってはならないものと目を背け、抑え込んでいた感情を、頭から否定するのでなく、むしろあたたかい共感をもって受け止めている。イラストも綺麗です。2015/07/02
tkkr
14
昨日、図書館のリサイクルコーナーにこの本がちょこんと置いてあったのです。鳥が好きなのでタイトルで手に取り、パラパラめくると落ち着いた色味で刷られた版画のイラストが気に入ったので頂いて帰りました。詩集かと思ったら、ビブリオマンシーという占いの本とのこと。しかも、ちょっと心が疲れているとき用…。ビブリオマンシー(書物占い)とは、聖典や詩集などの本をひらいてそこに偶然出てきたページにある言葉を「お告げ」とする、古くから行われてきた占いだそう。今の私にすごくフィットするこの本を置いてくれた方に心から感謝します。2017/07/17
りるふぃー
12
どのページから読んでも楽しめる本ですが、私は、最初からじっくり読むほうが好きでした。モヤモヤしている時に読むと、スッと冷静になってくるような気がします。沙羅さんの木版画がぴったり合っていて美しいハーモニーみたいな感じ。2020/11/21
風花
10
石井ゆかりさんのビブリオマンシー『鳥シリーズ』の第四弾。心の暗部にスポットをあてた言葉が集まっています。辛い時に「頑張れ」と言われても頑張れない。悲しい時に「明日があるさ」と言われても今の悲しみは消えはしない。落ち込んでいる時に「元気をだして」と言われても元気になんかなれないよ。そんな時にまた、そっと開いてみようと思う。2017/01/25
Hong Kong
9
毎週、占いを読むたびに、石井ゆかりさんには癒やされています。いつか本を買いたくて、昨日書店で購入。雨風の強い今日、だいすきなものにかこまれて、ゆったり味わいました。2017/06/21