内容説明
美しくも退廃的なアンダーグラウンド・アートの世界。アート・イラストレーション・ドール・フィギュア・コミック。各ジャンルの人気作家から新進気鋭の作家まで豪華50名の作品を収録。
目次
第1章 アート(山本タカト;金子國義 ほか)
第2章 イラスト(宇野亜喜良;天野喜孝 ほか)
第3章 ドール(恋月姫;中嶋清八 ほか)
第4章 フィギュア(上野シゲユキ;甲秀樹 ほか)
第5章 コミック(丸尾末広;花輪和一 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
66
アート、イラスト、ドール、フィギュア、コミックに集まる幻想耽美の作品集で知った作家がいないドールが面白い。特に恋月姫の作品は周りのステンドグラスや鏡、透明なドレープ、デコラティブな額装、ひび割れたぬり壁などに佇むドール達が一つの世界を作っている。2016/08/18
那由多
9
エロ多め、ちょいちょいグロ。美少女と美女という生命体は本当に素晴らしい。でも私の好きなタイプが少なく、高額だっただけに残念。2018/11/29
Nekono
8
幻想耽美という名の下に絵画、イラスト、漫画、球体関節人形、人形の作家から五十人を選び、大判のカラーで作品と略歴を紹介した本。どれも異様で妖しく、しかし、どこか郷愁を感じさせる。それは、剥き出しになるシンボルが既存の神話や物語からの引用だからだろう。心にしまいこんでいる隠されたモノ=元型=が古今東西のシンボルに含まれるのだから。その隠されたモノにどのような形を与えるか、キッチュに落ちる寸前のギリギリのせめぎ合いが、どの作品にも美しさと迫力を与えていると思う。2015/05/10
TKK
7
アート・イラスト・ドール・フィギュア・コミックの世界で活躍される作家さんの作品集。特に球体関節人形の美しさに目を奪われる。中川多理さんや三浦悦子さんの退廃的なゴシックドールが素敵。万人向けではないけど好きな人はすっごく好き。「人でなしの恋」のように狂わされてしまいそう。大好きな漫画家の古屋兎丸先生の作品が丸尾末広先生と共に紹介されていて嬉しい。2014/10/10
seichan
5
金子國義あたりの画家から、イラスト、ドール、マンガの古屋兎丸や丸尾末広あたりまで、広く押さえてあって、初見の作家さんもたくさんいて良かった。しかしこういうの見ると「美女や美少女の裸というのは無条件に訴求力高いよなぁ~。裸を禁じ手にしてこういう作品集ありえないわな」とも思う。後書きにもあったけど、いくつかの作品は、外国の文脈だと「少女ポルノ」まったなしなんだが……。2015/10/17
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