内容説明
本書は世界中のアマチュア天体写真家が撮影した写真を集めたものである。『スカイ・アット・ナイト』誌と写真共有サイト、フリッカーの協力のもと、グリニッジ天文台によって行われたコンテスト「アストロノミー・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の最初の4年間の受賞作品が収められている。木星の巨大嵐から、カラフルではかない超新星爆発の残骸、オーロラのまばゆい緑のカーテンなど、2009年から2011年についてはコンテストのすべての受賞作品、2012年についてはすべての受賞作品に加え、最終選考に残った作品も収録。
目次
地球と宇宙
太陽系
ディープ・スペース
最優秀新人
人間と宇宙
ロボット望遠鏡
若い天体写真家
著者等紹介
寺門和夫[テラカドカズオ]
早稲田大学理工学部卒業。科学ジャーナリスト、一般財団法人日本宇宙フォーラム主任研究員。長年にわたって宇宙開発、天文学、惑星科学などについて取材・執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
48
スタバと蔦谷のコラボ店で思わず手に取る。天文台主催のコンテスト。1つ1つの作品が幻想的。明暗のコントラストはもとより、時間の流れが止まっているかのような曲線や放物線。敢えて選ぶのであれば、『風のささやき』や『オリオンの弓』が好みかな。『太陽を通過するISSとエンデバー』も印象的。当たり前なんだけど、本当に宇宙を飛んでるだなぁ~と感嘆。失笑を買うの覚悟で白状すると、Mxxを見た瞬間ウルトラマンが頭に浮かんだ・・・。なお、巻末の「天体撮影ガイド」もわかりやすくて有用。2016/09/10
もこ
38
「45億歳の私たちの隣人」って誰のことかわかりますか。月ですって、月。そんなロマンチックな表現しちゃう写真家さんたちが撮った天体写真の数々。中でもわたしは天の川の写真がお気に入り。ストレスを解消すべく、ベッドに座りこの写真集を開き宇宙に思いを馳せ、「はいっ私の悩みちっぽけー」と言いながら閉じる一連の流れが寝る前の恒例儀式になりつつある。2016/05/15
caramel
36
世界中のアマチュアカメラマンが撮った天体写真☆多様な天体写真は息をのむほど美しさ。テーマは、地球と宇宙、太陽系の惑星、太陽系の彼方の恒星や星雲銀河等、幅広い。アマチュアというレベルの高さに正直驚いた。構図がすごかったり、工夫があったり、自然の美しい現象(オーロラ等)との組み合わせ、超新星爆発後の写真、どれも後世に残るような貴重な1枚に感じた。中には13~15才の子の写真もあって驚いた!2014/07/25
宇宙猫
29
★★★ グリニッジ天文台の写真コンテストの写真集。素敵な写真が多いんだけど、受賞作だけだったのが最終候補作も載るようになり同じような写真ばかりで飽きてくる。2017/09/10
桜子
21
2016年初読み。いつも眺めてウトウトする愉しみにしてたけど、今回は文章も全て読みました。グリニッジ天文台によるアストロノミー・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤーのコンテストの過去の受賞作品が収録されています。このコンテスト、経験や機材も関係なく誰でも応募出来ると。受賞すればグリニッジ天文台に展示されるそうです。私、いつか載ります。ふふふ。2016/01/05