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内容説明
乙女とユニコーン、空飛ぶペガサス、天使と悪魔…美しい神々のロマンスからシェイクスピアの悲恋まで。「見えないもの」への夢とあこがれ。
目次
第1章 ギリシア神話(神々の神話物語 世界のはじまりの物語;英雄たちの神話物語 神に挑む人のドラマ)
第2章 聖書の神話(聖書の神話 西洋美術の宝庫)
第3章 ケルト・北欧神話(ケルト神話の世界 妖精たちがいた頃;北欧神話の世界 壮大な終末のドラマ)
第4章 ファンタジーを描いた画家たち(神話・伝説からおとぎ話へ 失われた夢ふたたび)
第5章 神話・伝説の図像学(神話・伝説のイコノロジー 美女と野獣の図像学)
著者等紹介
海野弘[ウンノヒロシ]
1939年生まれ。早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。出版社勤務を経て、幅広い分野で執筆を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
78
ヨーロッパ神話、伝説とおとぎ話を彩る空想的、幻想的絵画に怪奇や驚異を織り交ぜた絵物語。それはそれは美しい世界が広がります。ギリシア神話、聖書神話、中世・北欧神話、ファンタジー世界の開花…魅惑的な歴史と共に時代を映す絵画が素晴らしくいつまでも離れ難くずっと眺めています。中でも「天地創造」「快楽の園」は初めて見た時から不思議でどこか不気味な印象ながら、惹き込まれる力があります。美しさの中に塗り込められた残酷さ、残虐さを感じることも想像性を豊かにしてくれそう。耽美の世界…もうたまらなく素晴らしくてうっとりです。2016/04/30
アナーキー靴下
72
海野弘氏監修本を少しずつ読みたいと手に取る。本書は神話、伝説、おとぎ話をモチーフとした西洋絵画が収録されたもの。大別するとギリシア神話、聖書関連、アーサー王、ニーベルンゲン、その他。モチーフとの親和性ゆえか、ウォーターハウスの作品が多いように思う。好きな画家なので嬉しいけれど、こっちじゃないほうのキルケーの絵も見たかった。「水の女」という括りがあるのにラッカムのウンディーネがないのも残念だが、別本に収録されているかも、と期待。ジョン・エヴァレット・ミレーのオフィーリアはウォーターハウスと甲乙付け難く好き。2023/05/23
green tea
51
本自体キラキラしてて、きれい。ペガサスや天使、聖書やギリシャ神話の、美麗な、絵画がめくるめいて、眩しいうっとり本。最高の時間を紅茶を飲みながら楽しんでください。知識もたくさん得られますテーマはほぼ、西洋絵画におけるファンタジー 人魚や宝箱を持った女性、踊る人たち、シェイクスピアに題材をとった絵画どのページもカラフルで質感まで再現されたあらゆる絵画が載っています唯美主義の画家の絵も、古いキリスト教絵画も見られます感動的な綺麗さと楽しさと明るさと混沌2014/06/04
絹恵
37
神話、聖書、戯曲、伝説上の幻獣をモチーフに一場面が描かれた絵画の一つ一つに解説が付いているので解りやすく、新しく知ることが出来た絵にはさらに興味を惹かれます。文章で読んだ情景が視覚化されて色を持つことで、世界観が開けて明るくなりました。また絵を見ることでこれから文章に触れたいと思い、深みを知りたいと思いました。美しいものの連鎖に芸術の繋がりを感じ、恍惚の夢が広がっていました。2014/09/27
ロア
32
再読。一人の神様の呼び名が、例えばギリシア神話でゼウスならば、ローマ神話ではユピテル、それを英語読みするとジュピターなど、最大3種類の呼称でもって語られるので、頭をフル回転させ、誰が誰にあたるのか言語別早見表と相関図を何度も見直しながら読み込みました。意外なところが親子だったり、愛人の欄には普通に牛って書いてあったりして吹いたwまあでも、ギリシア神話は牛がよく登場するもんね。牛に化けたり牛に変えたり、牛頭の子が生まれたり〜(^ω^;絵だけでなく、神話や伝説など読み物部分もなかなか面白いです(´∀`*)2016/02/09