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目次
1 ねこ、ややこしくも愛おしい家族
2 国芳の「ねこ」以外のお仕事
3 「ねこ絵描き」のひみつ
4 ねこさえいれば満足という同好の士のために
5 演出家国芳と千両役者ねこ、力を合わせる
6 おこまの大冒険『朧月猫の草紙』から
7 国芳のねこ、もう止められない
著者等紹介
金子信久[カネコノブヒサ]
1962年、東京都生まれ。85年、慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。福島県立博物館学芸員などを経て、府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史、とくに西洋画の受容に関する研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
100
猫たちの様々な表情が愛らしい浮世絵の数々。美人画に描かれた猫は、女性より表情が豊かな気がします。猫の作品が中心ですが、猫以外にもカエルや金魚などを描いた浮世絵もあり、それらも楽しかったです。でも何より、人間系猫の面白さはたまりませんね。猫だらけの浮世絵はとても愛らしく頬が緩みます。猫好きで浮世絵に興味があるので充実ぶりに満足です。2016/06/10
ぶち
88
猫好きなら「うん、うん」と頷かにはいられないユーモラスな猫の描写が楽しい本です。さすが猫好きで何匹も飼っていた国芳の浮世絵です。東海道五十三次になぞらえた有名な『猫飼好五十三疋』にとどまらず、歌舞伎役者に扮した猫が登場する団扇絵、踊る妖怪猫、猫による当て字。ポーズを決める女性の着物の裾にもぐりこもうとする猫なんて、クスっと笑ってしまいます。なかでも私の大好きな『朧月猫の草紙(おこまの大冒険)』の挿絵が載っていて、嬉しくなります。解説付きなので、気づかなかった魅力や面白さも分って、さらに楽しめました。2023/05/11
ぶんこ
64
また感想消え。??? 宇江佐さんの本で国芳の猫好きは知っていましたが、ここまで好きだったとは驚きました。 足先で猫のお腹をクチュクチュ、着物の胸元や裾に潜り込もうとしているところ。 有るある! 身近に猫がいて、年中一緒にいてこその絵がたくさん。 お気に入りを切り取って、ふだん使いのノートなどに貼り付けたくなりました。 栞紐の先に猫! このアイデアいただき。2016/01/23
真理そら
58
猫好きは悶絶死してしまうくらいのすばらしさ。江戸時代の猫も今と同じくねこはねこで性格は変わらないんだなあと妙な感動をしてしまう。2020/07/01
ぐっち
43
「猫の手屋」を読んで、国芳の猫本うちにあったな・・・と。図録のようだが、解説には金子さんの猫愛が溢れ暴走しまくっている。美人画の中の団扇に描かれているちんまい後ろ向きの猫に対し、「もはやこの絵の主役としか思えない」・・・いやそれは無理があるから!「ねこさえいれば満足という同好の士のために」・・・いや~一緒にしないで~。すべての絵が、全体+猫だけ拡大で掲載されており、しおり紐の先にも猫!だいたいタイトルからして「国芳のねこ」じゃなくて、「ねこと国芳」。あくまで猫が主役の、猫好きによる猫好きのための本である。2015/10/03
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