内容説明
RFC(Request For Comments)は、インターネットのさまざまな技術、約束事、コミュニティで共有すべき事柄を記録するための一大文書データベースである。本書では、おもにRFCの2000番台前半から3000番台半ばまでをとりあげ、それぞれの内容を紹介している。
著者等紹介
宇夫陽次朗[ウオヨウジロウ]
1996年4月、北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科に入学。インターネットのアーキテクチャに関する研究に従事。同年末から、Internetworking誌(アスキー)に、同じ研究科の井澤志充氏(現・有限会社インターネット応用技術研究所所長)とともに「RFCダイジェスト」の連載を始める。2000年から、BSD系OSにおけるソフトウェアMPLSスタック実装の研究(あやめプロジェクト)を開始、2001年より一般に公開している。また、2001年にはJPNICにおけるRFC啓蒙プロジェクトに参加。2002年から株式会社インターネットイニシアティブ技術研究所に所属。2003年に博士(情報科学)を取得。最近はRFID(無線ICタグ)技術の技術標準化に従事している。WIDEプロジェクト・メンバー、Auto‐ID Labs研究開発担当副所長、慶應義塾大学講師
小柏伸夫[オガシワノブオ]
1999年4月、北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科に入学。あやめプロジェクトに参加し、ソフトウェアMPLS実装の開発、MPLSおよびマルチキャスト技術の研究に携わる。2004年3月、同大で博士(情報科学)を取得。2004年4月から株式会社インテック・ネットコアに所属。同社で、ネットの高信頼化に関する研究開発に従事。WIDEプロジェクト・メンバー、次世代IX研究会コアメンバー
末永洋樹[スエナガヒロキ]
1996年4月に日本大学理工学部に入学。小型ルータへのIPv6プロトコル・スタック実装に携わり、IPv6の普及に努めるとともに、ルータ開発自体に興味をもつ。2000年4月、北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科に入学。2003年3月に中退。同年5月に株式会社インターネットイニシアティブに入社。同社では、SEIL事業部で企業向けアクセスルータ(CPE)開発に従事。最近のおもな活動は、CPEの自動設定および集中管理の実現(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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