内容説明
曽良(本名・岩波庄衛門正字)は徳川家康の六男・松平忠輝の落胤として信州諏訪で生を受けた。曽良は元服後、伊勢長島藩に預けられ、藩主の姫君・礼と相思相愛の仲となり俳諧に興ずる。その後、神道師となった曽良は江戸幕府に仕え、諸藩の状況を探索することとなった。芭蕉と知りあい、「おくのほそ道」に同行して陸奥、北陸の諸藩を探索する。その後も曽良の旅は続く。伊勢、近畿、熊野、四国、そして、巡見使として筑紫への旅路を重ね、棒名で一生を終えた曽良の生涯を綴る。
目次
諏訪高島城
岩波庄右衛門正字の誕生
岩波庄右衛門正字から河合惣五郎正字へ
礼との出会い
正字、江戸へ出る
吉川道場の正字
忠輝の崩御
江戸の俳諧師仲間
おくのほそ道―江戸から仙台へ
おくのほそ道―仙台から象潟へ
おくのほそ道―北陸の旅
伊勢長島から江戸へ
近畿の旅
再び江戸での生活
正字の南海道調査
正字、巡見使として九州へ
江戸から榛名へ
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