内容説明
昨今は、財政再建・行財政改革に関する議論があらゆる論争の場を賑わしている。本書は、そうした論争に対する理解を深めるために、日本の財政構造について基礎的な点から説き起こしながら、問題の本質へと迫って行こうとするものである。したがって、本書はテキストの体裁はとっているものの、筆者の目的は、あくまでも現在における財政の問題点を浮き彫りにし、少しでも多くの人々に関心をもっていただき、改革に向けた取り組みに主体的に参画していただきたいということにある。そのため、本書は、最初、ごく基本的な財政システムの説明からはじめているが、それを基礎として、現在まさに進行中であるところの財政赤字、行財政改革といった問題が根底から理解できるよう、工夫をこらしている。
目次
序 現代社会における財政学
第1章 歳出
第2章 歳入
第3章 財政投融資
第4章 地方財政
第5章 財政赤字の問題
第6章 制度改革の諸側面
第7章 まとめ―将来に向けた財政の展望
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