目次
巻頭座談会 袴田再審から死刑廃止へ
小特集 死刑囚の表現(死刑囚表現展2023作品集―第19回「死刑廃止のための大道寺幸子・赤堀政夫基金」表現展応募作品から;モンマルトルの死刑囚絵画展;「死刑囚の表現」について離れぬ問い―第18回死刑囚表現展を終えて)
二〇二二‐二〇二三年死刑をめぐる状況(死刑制度を変える―三つの訴訟について;死刑制度の無法状態を正す三つの裁判傍聴記;色鉛筆問題その後 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
5
23年10月末に再審公判開始。24年3月結審予定の袴田再審裁判の特集。無実の人が死刑になりかねないので死刑制度に反対するという趣旨には馴染めない。現行犯逮捕や控訴もしない死刑囚まで含め、死刑に反対するのは被害者の家族に納得を得られない。死刑囚表現展2023から主要作品を紹介されているが、だから何なんだと思う。死刑囚も芸術を愛し自己表現する普通の人間だと主張する反対論者。たしかに死刑廃止を決めた国は増え続けている。一方、中国などは死刑実施数を発表すらしない。今後、日本の法制度はどちらになるのだろう。2023/12/20
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- 和書
- 現代民法学 (第2版)