トランスジェンダー・フェミニズム

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トランスジェンダー・フェミニズム

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  • サイズ A5判/ページ数 158,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784755401565
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0036

内容説明

私は「男になりたかった」のではない。「女ではない」身体が欲しかっただけだ。フェミニズムとの共闘へ、クィアコミュニティの深部から放つ爽快なジェンダー論。

目次

第1章 なぜトランスジェンダー・フェミニズムか(「女」というカテゴリー;なぜトランスジェンダー・フェミニズムか ほか)
第2章 トランスジェンダーという選択(トランスジェンダーという選択―FTM(女性体から男性体へ)のライフスタイル
トランスジェンダーとしてのカムアウト ほか)
第3章 「性同一性障害」を超えて、性別二元制を問い直す(「性同一性障害」を超えて、性別二元制を問い直す―『トランスジェンダリズム宣言』;性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律をめぐって ほか)
第4章 多様な性を生きる(すべての言葉を貫く「私」という通底音―掛札悠子『「レズビアン」である、ということ』;炸裂する過激な愛―パット・カリフィア『パブリック・セックス』 ほか)

著者等紹介

田中玲[タナカレイ]
ポリガミーでパンセクシュアルのFTM系トランスジェンダー。正規ルートで診療するつもりはなく、戸籍を変えるつもりもない。何よりも個人への保障を充実させ、支配的な戸籍制度が廃止となることを望んでいる。もともと「田中玲子」としてレズビアンコミュニティに属して活発に活動していたが、トランスする時、距離を置いた。現在、QWRC運営スタッフ、性別と性の平等連合・ユニオンステーション役員、FTMのセルフヘルプグループ・T‐junction創設、性は人権ネットワーク・Esto Organization役員。いろいろなグループや場所でいろんなセクシュアリティの人たちと活動に関わっている。グループに関わり過ぎて活動漬けの毎日だが、2003年9月にクモ膜下出血と脳梗塞で倒れ5ヶ月入院。2004年11月までリハビリをしていた。職業はフリーランス・ライターで仕事には復帰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

48
数年前たまたまお会いした時は衝撃だった。まったく外見上は男性なのだ。そこから私の中に「なぜ?」が始まった。彼の人生、言い分、トランスジェンダー、LGBTセクシャルマジョリティー(性的多数者)の存在、クィア(Queer)という活動や、その問題について初めて知った。セクシャリティの問題の根底にあるものはあらゆる人間の問題に無関係ではなく地続きであると捉えることで固定観念を一気にぶち破り壁を突破させ多くの社会問題を解決させる大きな可能性を感じる2015/05/08

わん子

19
鈴木信平さんの「男であれず、女になれない」と併読。鈴木さんの自身のセクシュアリティへの向き合い方が徹底的に個を深めるあり方なら、田中さんはフェミニズムにより社会を批判的に見据え個と社会を往復しながら向き合っている。俯瞰的であることで、自己嫌悪やミソジニーが軽減・解体されていく。自分がなぜ、どこまでトランスするのかということについても分析的にしかし自分自身に根ざした選択をしているのではないかと感じられた。鈴木さんが私小説的な強さなら、こちらはマイノリティを生きることを社会的な連帯に昇華していく強さ。2021/02/11

カモメ

5
本著はフェミニズムでさえ性別二元制から自由ではなく、トランスジェンダーから声をあげていくべきという筆者の主張のもとで書かれている。病気になった時、前例がないからとトランスジェンダーであることを理由に入院が断られる経験をされたそう。生命に関わる問題であり医療現場など様々な場で対策を練る必要があると感じる。また、法律は個人よりも戸籍を1つの単位として優先しているが、個人を基盤とした社会保障が必要というのは納得する。2022/07/28

サトゥルヌスを喰らう吾輩

4
自分がどういう尺度で世界を見ているのか、意識的になるのは難しいですが、目をひらかれたように思います。勉強になりました。2019/04/10

たろーたん

3
トランスジェンダーの問題とは何なのか?①それは個人の中での性別違和と、それを解消する時の手術や制度の問題なのか。②男女どちらかを強制される社会の問題なのか。③トランスフォビアなどの偏見の問題なのか。①の場合は、あまりにも多種多様で掴めないと思ったのが正直な話だ。乳房を切除する場合や模造ペニスをつける場合、そもそも手術しない場合など人それぞれであり、一概に「こういう問題がある」とは括れないし、非当事者から何かしらをすることも難しそう。闘病生活と同じで「頑張って」ぐらいしか言えない。(続)2023/07/30

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