沖縄文学という企て―葛藤する言語・身体・記憶

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784755401350
  • NDC分類 910.29
  • Cコード C0095

内容説明

言葉をめぐる戦争、身体をめぐる戦争、記憶をめぐる戦争、そのような戦争のさなかにある沖縄を、文学を通じて感知していくことは可能か。

目次

第1章 戦争の記憶(戦後沖縄文学覚え書き―『琉大文学』という試み;「レイプ」からの問い―戦後沖縄文学のなかの戦争を読む ほか)
第2章 言語的葛藤としての沖縄(言語的葛藤の沖縄―知念正真『人類館』の射程;沖縄をめぐる言葉の諸相 ほか)
第3章 目取真俊論(「企て」としての少年/目取真俊論;「水滴」論 ほか)
第4章 漂う沖縄文学のために(崎山麻夫「ダバオ巡礼」;松浦茂史「コンビニエンスの夜」 ほか)

著者等紹介

新城郁夫[シンジョウイクオ]
1967年沖縄県生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、琉球大学法文学部助教授。日本近現代文学、沖縄近現代文学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

3
この本を読んで先の戦争が沖縄にもたらしたものがいかに大きく重いかということを改めて感じた。自分は、レイプからの問い、に対して適切な回答や応対が用意出来ない。2019/07/12

友川サイコー

1
やはり、ブックリスト。読むべき作品が増える一方である。2018/10/09

mariemaruru2

0
明治36年 大阪 天王寺の「学術人類館」については 博物館関係で学んだのだけど 知念正真氏の戯曲「人類館」についてはこの本で知った。何人もの作家や著書…名前は聞いたことがあっても読んだ本はほとんど無くて…著者の氏名を書き留めながら読み終えた。どれだけ気持ちを受け止めることが出来るかわからないけど。2012/04/01

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