内容説明
ロック、ジャズ、クラシックからラテン、サルサ、アラビック・ブルース、ジプシー音楽、沖縄島唄、東京チンドンまで、時代を飛び、世界を股にかけ、いま一番熱い“音の力”を集めた音楽冒険譚。
目次
マサダ 音楽のディアスポラ
路上の世界音楽―民間ブラスバンドとしての「楽隊」「ジンタ」「チンドン」
「他の音楽」のためのトランス・ポリティクス―チェロを持った渡り鳥 トム・コラ・インタビュー
サーブリーンのこと、そして僕たちのこと
ラッチョ・ドローム!―変貌するヨーロッパとジプシー音楽の現在
中国、香港映画サウンドトラック製作日記
キューバをめぐる音楽史観の再編に向けて
アウラ・痕跡・記憶
声の論 響く声、感じられる「声」
サウンドの商品化と資本主義のグローバリゼーション―対抗文化運動としてのサウンドの力