内容説明
１９９９年１月、欧州に巨大な経済圏が生まれた。４年間ドイツに勤務した著者が、第一線の現場で見た事実の積み重ねの上に立って、ユーロ誕生の意味を考察する。
目次
第１章 回り始めた舞台
第２章 安定成長協定―文書を巡る闘い
第３章 中核国と周辺国―イタリア参加問題
第４章 収斂への長い旅―ドイツと財政赤字三％基準
第５章 フランス左翼新政権―揺れる独仏枢軸
第６章 大統合
第７章 政治の世界から専門家の世界へ
第８章 ユーロ誕生
第９章 通貨統合が克服してきたもの
著者等紹介
後藤健二［ゴトウケンジ］
昭和６３年４月大蔵省大臣官房調査企画課。平成２年７月日本貿易振興会（ドイツ・ケルン大学留学）。平成４年７月大蔵省国際金融局総務課調整係長。平成６年７月大阪国税局左京税務署長。平成７年５月在ドイツ日本国大使館二等書記官。平成１０年４月同一等書記官。平成１１年７月から国税庁長官官房総務課課長補佐
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
