内容説明
世界最大の会計事務所に日本人第一号として採用され、金融機関をはじめ、自動車からカップ麺まで、日本企業の海外進出を先導し、数々のM&Aを成功させたビジネスコンサルタント竹中征夫に肉薄する迫真のビジネスストーリー。
目次
M&A監査の日本人第一号となる
ミネベアの高橋高見に出会う
日本人初のパートナー誕生
アドバイザリーで頭角を現す
即席麺を売れ
社内戦争勃発
いやいや渡米する
公認会計士をめざす
本田宗一郎と語る
晴れて独立
ビジネス・パートナーを探せ
船井電機、コストダウンへの挑戦
解雇やむなし
エンジン全開
著者等紹介
仲俊二郎[ナカシュンジロウ]
1941年生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、川崎重工業に入社。営業のプロジェクトマネジャーとして長年プラント輸出に従事。最後の仕事として二十世紀最大のプロジェクトといわれるドーバー海峡の海底トンネル掘削機を受注し、成功させる。後年、米国系化学会社ハーキュリーズジャパンへ人事部長として転職。アメリカ式人事について本社でトレーニングを受ける。後に同社ジャパン代表取締役となる。退社後、経営コンサルタントとして日米企業に提言をするとともに、星光PMC(東証二部上場)監査役を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アメフトファン
37
実在の会計事務所代表竹中征夫氏の半生。親の都合でアメリカに行きユタ大学を首席で卒業後米国の大手会計事務所に就職。パートナーまで登りつめてその後独立。日本の企業のアメリカ進出に竹中氏の存在の大きさが良く理解出来た。また人一倍考えて頑張る事が仕事上の成功につながる事が良く理解出来た。まだまだ現役で活躍する竹中氏。今後も注目していきたい。2014/05/18
Koike Katsuya
3
良書。経済小説好きなら読むべき。2018/04/21
sorriso
1
普通の日本人より日本人らしい主人公。アメリカの人種差別にも負けず、日本人の良さを失わず貫いた仕事ぶりに、いま読んで良かったと思った。2015/12/01
ryoⅠ
0
★★★2016/03/18
ハリネズミ
0
実在する 竹中征夫(ゆくお)を主人公にしたビジネス小説。中学生の時にアメリカへ移住した竹中は文化風習言語に悩みながらも前向きに得意だった算数と故郷、日本の為になる様にと会計士になる。日本企業がどんどん海外進出を始めるにれ日本企業と海外企業のM&Aサポートやその後の問題を解決するため紛争する。日本人は他国の人とあまり働いた事がない為、ついつい現地責任者に任せてしまったり他国の風習に従ってしまうがビジネスの面では会社のルールや現地の責任を決めて置かないと後々大変な事になると理解した。2021/06/15
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