内容説明
農民から幕臣となり、藩の改革に努め、600の村を救い、数万人を飢饉から守った金次郎。強靱な精神力と清貧で、慈悲の心を持つ偉大な日本人の生涯に迫る渾身の1000枚。
著者等紹介
三戸岡道夫[ミトオカミチオ]
本名、大貫満雄(おおぬきみつお)。日本ペンクラブ会員。1928年浜松市生まれ。1953年東京大学法学部卒業。協和銀行副頭取を経て、作家活動に入る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Thugio Nakadachi
5
これは面白い‼最近は、二宮尊徳さんに凝っています。天地、自然から学ぶ大農業人であり、四書五経に通じた思想家であり、農村復興を成し遂げた実践家であり、論語よりも日本人にはフィットします(笑)2014/02/28
くらぴい
4
二宮氏の分度の法則、報徳仕法、飢饉の農村を豊作にさせ財力をあげる手腕は、読んで興奮しました。この逆境を克服する姿勢に共感したのです。2010/12/15
jitchan
4
タイトルと表紙を見ると、子ども向けの伝記みたいだが、れっきとした大人向け。この表紙はないよなあ。二宮金次郎というと、背中に背負子を背負って歩きながら本を読んでる姿しか思い浮かばないが、実は財政再建&農政改革をいくつも成功させた農財政の専門家。手ごわい抵抗勢力を相手に、出るを制し入るを計って次々と改革を成功させていく姿は上杉鷹山も重なって感動的。「入る」ばかり、それも楽チンな増税ばかりを計る政治家に爪の垢を飲ませたい。同じような話が多く、また筆致が淡々としているせいで、後半退屈してくるのが難点。【★★☆】2014/01/14
かっさん
3
二宮金次郎の一生 #読了 二宮金次郎の生涯、特に成し遂げた仕事面を追った #伝記 。 存在は知っていても、具体的に何をしたのかよく知らなかったことを知れた。江戸末期の農村の立て直しをどんなやり方で挑んだのか、よくわかる。かなり強気な人だったのは印象深い https://t.co/qfTwVxVAQE2022/01/27
わーいわーい
3
久しぶりに伝記を読んで感動した。最後まで隅々楽しく精読した。困難なことにもひたむきに努力して立ち向かっていく姿に感動を覚えた。おナスの味だけで飢饉を予測するのはすごいと思った。あらゆることに才があるので何事も勉強が大切なのだなあと感じた。農民は学ぶことが禁じられていたとは知らなかった。二宮金次郎の銅像はどこにでもあるが、このような人だったとは知らなかった。勤労・分度・推譲が彼のモットー。『報徳記』を是非読んでみたい。2018/07/03
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