内容説明
コロンビア買収など話題の多いソニーと業界トップ松下の全比較。世界戦略、販売・開発戦略から両者の弱点と不安まで。
目次
ソニーの「危険な賭け」と松下の「配慮」経営はどちらが最後に笑うか
1章 幸之助の大往生と残されたグループの不安(カリスマを失った松下に空中分解の危機)
2章 人マネしないソニー精神のプラスとマイナス(新市場開拓の精神が自信過剰の危険性を生む)
3章 「必ず売る」信念の松下と「新市場創造」のソニーの違い(松下は何時でも何処でも販売を考える;新製品開発に賭けるソニーの強さは弱さと表裏一体)
4章 どちらが勝つか松下とソニーの世界戦略の違い(松下は販売で、ソニーは技術で世界と渡り合う;松下とソニーが一致するのは日・米・欧・アジア制覇の野望だけ)
5章 脱家電戦略で優位に立つのは松下かソニーか(総合エレクトロニクスの看板を奪い合う松下とソニー;敗北を逆手に取るソニー商法の凄さ)
6章 “求心力”を失った松下電器の不安と弱点(孫・正幸が社長の座に着くためのこれだけの難ハードル;松下幸之助のツケに悩まされる松下電器)
7章 主力のビデオ市場で戦略が動揺するソニーの不安と弱点(ベータの完敗で崩壊寸前の創業コンセプト;咋日の敵は今日の友ビデオ市場争奪戦)
8章 どちらが進んでいるか松下イズムとソニースピリット(松下イズムとソニースピリットは商人と技術者の違い)