内容説明
昭和62年10月、創業100年の節目に当たり、日本楽器製造は社名をヤマハと変更した。“楽器製造”だけでなく、幅広い事業を展開、レジャー・音楽・スポーツなどソフト面にも力を注ぎ、心の豊かさを追及する、これを企業理念とすべくヤマハにしたというのだ。果たして理想どおりにいくのか、挫折するのか。試練にさらされるヤマハをレポートした。
目次
1章 現状把握の失敗―ピアノと楽器が売れなくなってきた
2章 人材活性化の失敗―同族経営による崩壊の不安はないか?
3章 ライバル研究の失敗―ヤマハの時代は終ったか電子楽器に見る群雄割拠
4章 海外メーカー研究の失敗―敵は国内だけではない!韓国ほか各国の恐い実力
5章 世界戦略の失敗―世界制覇をめざすヤマハ、その試行錯誤の日
6章 多角化戦略の失敗―ヤマハ発動機の栄光と挫折
7章 ヤマハ現在の課題―ソフト企業への脱皮で今、問われるヤマハの真価
8章 ヤマハに明日は来るのか―保守体質・後手後手商法では明日が危ない
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