内容説明
日本経済の現状変革には何が必要なのか。日本のイノベーション・システムは、1970年代末から現在までどのように変化したのか(しなかったのか)。日本の「企業と経営」「大学」「公的部門と政策」を検証し、「日本の強みと弱み」を解明する。今後のイノベーション政策やシステム改革に対する含意を析出する待望作。
目次
第1部 日本のイノベーション・システム(問題の所在と研究フレームワーク;日本のイノベーションの諸相をめぐる長期的変化)
第2部 イノベーションを生み出す企業(日本企業の研究開発と雇用・経営;ベンチャー企業の役割とその変化)
第3部 イノベーション人材を育成・創出する大学(科学技術人材の需要と政策、大学;大学の知識生産と移転)
第4部 イノベーションを支える政府(公的研究機関の役割;公的需要と政府調達;イノベーションと制度―特許制度、独禁法、政府規制)
変貌するイノベーション・システムと日本の将来
著者等紹介
鈴木潤[スズキジュン]
政策研究大学院大学教授(専攻:科学技術・イノベーション政策)
安田聡子[ヤスダサトコ]
関西学院大学商学部教授(専攻:イノベーション論、アカデミック・アントレプレナーシップ)
後藤晃[ゴトウアキラ]
東京大学名誉教授(専攻:イノベーションの経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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