内容説明
本書は、金属学、材料科学等の研究技術者の入門書として、またこの分野の知識をリフレッシュできるように書かれた。さらに、他の分野の研究技術者にとっても周辺知識を得るための有益な参考書となる。例えば、破面を観察する際の事例や、項目、定義等を素早く参照することができるので、材料工学や機械工学の学部生や大学院生にとっても有益である。
目次
力学的側面とマクロな破面方向(引張り試験;主応力 ほか)
破壊機構と微視的な破面の様相(すべりとへき開;双晶形成 ほか)
破壊モードと巨視的な破面の様相(引張りの際の過負荷;ねじり過負荷 ほか)
事例解析(き裂の入った真空用ベローズ;大型空調機のファンブレード ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dislocation_a
0
「Metallurgical Failure Analysis」という本を日本語訳したもの.タイトルに疲労とあるので疲労メインの話だと思われるかもしれないが英題からわかるように破損解析の内容がメイン.破面観察に必要な事項が載っており写真や図も多いので参考になる.最後にある事例も他の本より詳細に書かれていて良いと思う.ただし元がアメリカの本なのでJISではなくAISI規格の材料が出てくるのと,印刷上の都合か写真が黒すぎてよく分からないことがあるのが玉にキズ.2020/10/25
-
- 電子書籍
- 面白いほど幸せになる漢字の本 中経の文庫