出版社内容情報
わが国のクライン派精神分析の第一人者，松木邦裕。その松木を師と仰ぐ５人の臨床家が，論文を通して師と語らい，師に挑む。不世出の分析家／臨床家との意識的・無意識的交流によって生成された５つの思索は，読者一人ひとりのパーソナルな想いを喚起し，精神分析的体験の豊かさに目を開かせるであろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
4
松木論文に対する対決というよりは、『もの思い』というような感じ。このやりとりそのものが、精神分析的な本2012/08/14
あくびこきぞう
2
松木先生還暦記念企画。 キャッチ―なタイトルに装丁。五編の松木論文（一篇は恐らく版権の都合で未収録）に五編の若手論文が対峙するつくりは面白かった。ただ、異議をまっこうから唱える、というものではなく、その対峙・対話に読み手が参加してつないでいくことになるのだと思う。2012/04/21
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