エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究―クライアントにとって何が最も役に立つのか

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  • サイズ A5判/ページ数 308p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784753310395
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

カウンセリングやサイコセラ ピーを効果的にする要因とは? クライアントにとって真に役立つ臨床実践を求め, 特定の学派に偏ることなくエビデンスを踏まえて探究する。 PCA から精神分析や CBT など広範にわたる分野を扱い, 臨床心理士やカウンセラーをは じめ対人援助職に広く役立つ好著。

内容説明

カウンセリングとサイコセラピーの効果を生み出す要因とは―。PCAから精神分析やCBTにいたるまで、特定の立場に偏ることなく探究された、心理臨床家、カウンセラーをはじめ対人援助職に広く役立つ好著。

目次

第1章 イントロダクション―研究からの問いかけ
第2章 カウンセリングおよびサイコセラピーがもたらす結果
第3章 セラピーにおける立場(orientation)の違いは問題なのだろうか?―サイコセラピーにおける大論争
第4章 クライアントの要因―治療的変化の核心
第5章 セラピストの要因―誰が何のために働くのか?
第6章 セラピー関係の要因―癒すのは関係…だろうか?
第7章 技法とプラクティスの要因―セラピストがやっていることと、それをどのようにやっているかのどちらが重要か?
第8章 コンクリュージョン
補遺―さまざまなセラピーの効力と効果

著者等紹介

清水幹夫[シミズミキオ]
1944年東京都に生まれる。1974年青山学院大学大学院文学研究科心理学専攻修了。1975年東京農業大学農学部講師、1985年より助教授。1996年千葉大学教育学部教授、1997年より大学院学校教育学専攻ならびに学校臨床専攻教授兼務。2002年法政大学現代福祉学部教授、大学院人間社会研究科教授。現在、法政大学現代福祉学部臨床心理学科教授、大学院人間社会研究科教授

末武康弘[スエタケヤスヒロ]
1959年長崎県に生まれる。1989年筑波大学大学院博士課程教育学研究科満期退学。1989年女子美術大学芸術学部専任講師、1991年より助教授。1992年明治学院大学文学部専任講師、1993年より助教授。1996年法政大学文学部助教授。2001年法政大学現代福祉学部助教授。2002年法政大学大学院人間社会研究科臨床心理学専攻助教授。現在、法政大学現代福祉学部臨床心理学科教授、大学院人間社会研究科教授

田代千夏[タシロチナツ]
1983年熊本県に生まれる。2005年東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程修了。2011年University of Strathclyde,Faculty of Humanities and Social Sciences,School of Psychological Sciences and Health,Counselling Unit,MSc in Counselling修了。現在、イギリス、グラスゴーにて、ハーブ・自然派アイテムショップ兼代替セラピークリニックのスタッフとして働きながら、ボディワークを学習中

村里忠之[ムラサトタダユキ]
1946年台湾に生まれる。1981年早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程満期退学。2000年学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士後期課程退学。2004年帝京平成大学健康メディカル学部臨床心理学科准教授。現在、宮カウンセリングルーム主催、早稲田大学講師

高野嘉之[タカノヨシユキ]
1967年千葉県に生まれる。1998年Union Gospel Missionアルコール・薬物依存症カウンセラー。2001年Douglas College学生カウンセラー。2002年Trinity Western University,MA in Counselling Psychology修了。2002年日本実存療法学会理事。2003年Relationship Violence Treatment Programセラピスト

福田玖美[フクダクミ]
1977年京都府に生まれる。2001年同志社大学文学部英文学科卒業。現在、臨床心理士として、教育分野にて、スクールカウンセラー、発達支援アドバイザー、コンサルタントとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

3
タイトルの通りだが、カウンセリング=心理療法を行う上で何が有効なのかについて、多くの知見を整理している。著者自身はパーソンセンタードな立場であり、様々な立場に偏らないよう配慮している2012/02/26

huchang

2
院生からベテランまで使える。こういうのは時代や研究の進展によって変わっていくけども、網羅的に現況がわかり、文献案内になっているという便利な構成。定期的に気が向いたらめくってみたい。めっちゃ欲を言えば、参考文献に邦訳があるものを示してもらえたら。2021/09/13

toko

1
以前から気になっていた本。「カウンセリングの何が効果的なのか」という重要かつ根本的な疑問に膨大な研究知見をレビューすること答えようとする。セラピーの効果は初期のセッションほど高くだんだん少なくなっていくこと、効果の要因として一番大きいものがクライエントとその日常生活にあること、治療同盟や自己開示の効果の大きさなど、実践に活かせそうなデータが豊富にある。技法やオリエンテーションによる効果の差異については、立場によって矛盾がみられること、その要因として思い込み効果があることなどからほとんどないといえそうだ。2015/11/19

言いたい放題

0
図書館にない2022/05/28

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