母子臨床の精神力動―精神分析・発達心理学から子育て支援へ

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784753310326
  • NDC分類 143
  • Cコード C3011

出版社内容情報

ビオンやウィニコットらによる精神分析から早期母子関係への古典的な貢献,S・フライバーグのあまりにも有名な「赤ちゃん部屋のおばけ」を初めとする乳幼児精神医学の必読論文,そしてそれらに科学的根拠を与える発達心理学の実証研究。母子関係を理解し支援するための実践的な知恵に満ちた珠玉の論文集。

目次

第1部 顔を合わせて―コンテインメントと早期の母子交流(顔と表情―乳児の鏡としての母親の顔;子どもの発達における母親と家族の鏡役割 ほか)
第2部 末消化な残存物(赤ちゃん部屋のおばけ―傷ついた乳幼児‐母親関係の問題への精神分析的アプローチ;乳幼児期における心理療法的介入―頑固な泣き叫びを主訴とする対照的なふたつの症例 ほか)
第3部 表象と現実(喜びと苦悩―胎児検査への反応;先天寄形を伴う乳児の子育て―自尊心の調整 ほか)
第4部 マネージメントに関する問題(精神分析的洞察と関係性;赤ん坊の言葉を理解すること ほか)

著者等紹介

ラファエル‐レフ,ジョーン[ラファエルレフ,ジョーン][Raphael‐Leff,Joan]
精神分析家として臨床を行い、出産に関わる問題を扱うことを専門としている。レフはエセックス大学のthe Centre of Psychoanalytic Studiesの精神分析の教授であり、1998年から2001年には女性と精神分析に関するthe International Psychoanalytical Association’s Committeeの議長であった

木部則雄[キベノリオ]
1983年京都府立医科大学卒業。聖路加国際病院小児科。1986年帝京大学医学部付属病院精神神経科。1991年タヴィストック・クリニック児童家族部門に留学。現職、白百合女子大学文学部児童文化学科発達心理学専攻教授

長沼佐代子[ナガヌマサヨコ]
慶応義塾大学法学部卒業。慶應義塾大学大学院法学研究科公法学専攻修士課程修了。白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻博士課程単位取得満期退学(博士心理学)。現職、白百合女子大学大学院非常勤講師、白百合女子大学発達臨床センター(臨床心理士)など

長尾牧子[ナガオマキコ]
上智大学文学部卒業。白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻修士課程修了。現職、練馬区立総合教育センター(臨床心理士)

坂井直子[サカイナオコ]
上智大学文学部卒業。白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻修士課程修了。現職、白百合女子大学学生相談室(臨床心理士)など

金沢聡子[カナザワサトコ]
青山学院大学文学部卒業。白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻修士課程修了。現職、白百合女子大学学生相談室(臨床心理士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あくびこきぞう

1
母子臨床領域における重要論文をあれもこれもと再録した一冊・・ゆえに高価なのが残念(版権の関係で高くなってしまったとか)。かなり読みづらいけれど、アンドレ・グリーンの死せる母論文が入っているところも貴重だと思う。買ってよかった。

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