出版社内容情報
この10 年,乳児研究ならびに精神分析において,その領域を先導する理論家たちにより,間主観性理論をめぐる重要な展開がパラレルに進められてきた。本書は,大人と乳児,双方の間主観性理論家を検討し,精神分析における相互交流理論,とりわけ間主観性理論の概念をさらに洗練させることを目指した。
目次
1 乳児研究と大人の精神療法での間主観性さまざま―システム的観点
2 乳児研究における間主観性さまざま―Meltzoff、Trevarthen、Sternの比較
3 乳児期の間主観性さまざま―視点の拡大とその精神分析への応用
4 かかわりあう顔―早期外傷の大人の治療における間主観性さまざま
5 『乳児研究から大人の精神療法へ:間主観性さまざま』についての考察
6 神経科学から見た『乳児研究から大人の精神療法へ:間主観性さまざま』