内容説明
本書は、著者のこれまでの日々の精神分析臨床から抽出されたもの。主題は、転移、解釈、そして罪悪感という三つの概念におおよそ収められる分析臨床体験です。
目次
第1部 転移(転移:その概念;転移と逆転移の連結(転移‐逆‐転移)
転移と外的現実―アクティング・インに焦点をあてて)
第2部 解釈(解釈の意義と実際:イントロダクション;共感としての解釈:臨床イラストレーション;分析的交流での日本の言葉と技法 ほか)
第3部 罪悪感(精神分析的心理療法過程と罪悪感:心身症によるイラストレーション;意識されていない罪悪感、その後;考えられない考え、植えつけられた罪悪感、そして悲しみ―ある強迫神経症の精神分析的治療から)
著者等紹介
松木邦裕[マツキクニヒロ]
1950年佐賀市に生まれる。1975年熊本大学医学部卒業。1975年九州大学医学部心療内科勤務。1978年福岡大学医学部精神科勤務。1985年~87年タビストック・センターおよびクリニック(英国、ロンドン)に留学。現職は精神分析オフィス、福岡共立病院(ともに福岡市)。専攻は臨床精神分析学
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