ウィニコット書簡集

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ウィニコット書簡集

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784753302055
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3311

内容説明

本書の第一の意義は、その読み物としての面白さだけではなく、幾つかの「学問的」な価値にある。読者はまず、本書でウィニコット理論の背景に横たわるものを知ることができ、彼が外的環境の重要性を、それまでの一者心理学に対してどのような論調で主張していたかを知ることができる。これにより彼の理論的理解に厚みができて、展望が立体的になる。次いで、とくにクラインに対して、そしてクライン‐A.フロイト論争に対し、分裂を厭わぬ派閥ができ組織が硬直していくことについて、何度も懸念を表明するウィニコットは、英国精神分析協会を柔軟にして統合を維持しようとする独立学派(中間学派)の居場所を鮮明にしてくれる。とくに、派閥を解散するよう、彼女たちを説得する彼の姿が印象的である。

目次

Violet Winnicott宛
Mrs.Neville Chamberlain宛
Kate Friedlander宛
British Medical Journal編集者宛
Beveridge卿宛
Times誌編集者宛
Ella Sharpe宛
Anna Freud宛
Paul Federn宛
British Medical Journal編集者宛〔ほか〕

著者等紹介

ウィニコット,D.W.[ウィニコット,D.W.][Winnicott,D.W.]
1896‐1971。医者としての経歴を小児科医として始め、小児科学の身体的側面に関心をもち続けながら、それ以上に児童心理学の研究に打ち込んだ。人間の発達の理解に対する貢献は、母親や赤ちゃんや幼児についての広範囲な臨床的仕事に基づいたもので、国際的に知られ評価されている。ケンブリッジのジーザスカレッジで医学を学び、戦後ロンドンのセント・バーソロミュー病院で働き、セント・バーソロミュー病院での研修医時代を除いては、病院勤務はすべて子ども病院。40年以上児童精神医学や精神分析を実践し研究し、そして英国精神分析学会の会長に選出。精神分析や医学の雑誌に多くの論文を寄稿し、またこの分野のさまざまなグループ、つまり教師、助産婦、両親、ソーシャルワーカー、治安判事、医師、そしてまた精神分析家や心理学者といった専門家に、広く子どもの発達について講演した

北山修[キタヤマオサム]
1946年淡路島に生まれる。1972年京都府立医科大学卒業。1974~1976年ロンドン大学精神医学研究所およびモーズレイ病院にて研修。1981~1991年北山医院精神科院長。1986年国際精神分析学会正会員。1991年九州大学教育学部助教授。1994年同教授。専攻は精神分析学。現、九州大学大学院人間環境学研究院・医学研究院

妙木浩之[ミョウキヒロユキ]
1987年上智大学文学研究科博士後期課程満期退学。1987年北山研究所臨床心理士。1996年佐賀医科大学助教授。2001年久留米大学文学部助教授。専攻は臨床心理学・精神分析学。現、久留米大学心理学科
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