出版社内容情報
ふとした時に懐から取り出して、にんまりと心を温める、誰かに褒められた記憶のストック。
そんな記憶は他人のものでも、どういうわけか嬉しくなってしまうものなのである。
描きおろしには絵本作家・ヨシタケシンスケ氏と
TVプロデューサー・佐久間宣行氏の“褒めの記憶”エピソードを収録!
オモコロの人気連載が描きおろし2編を加え、待望の書籍化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gummo
20
いいものを読んだなぁ。心が温かくなります。褒められたことってよく覚えてるもので。それはたまに取り出して心を温めているからなんでしょう。小さな褒めがその人の心を一生温めることもある。自分も、どんな小さなことでも、他人を褒めようと思います。2025/06/07
neputa
15
すごく素敵なマンガ。著者、投稿者、インタビューした絵本作家ヨシタケシンスケ氏、番組ディレクター佐久間宣行氏の実体験を元に、それぞれが未だに思い出しパワーの源となる「褒め」られたエピソードを漫画化した作品。褒めを取り出し力にする。なんと素敵な行為なのだろう。どちらかというとネガティブにとらわれがちな私にとって、とてもまぶしく輝く話ばかりだった。もっともっとはやく知りたかった。2024/05/24
ささやか@ケチャップマン
8
Twitterで流れてた表紙にもなってる「鬱陶しい職場」が凄く良かったから購入。でも残りの作品にそれ以上の良さはなかったかなあ。とにかく「鬱陶しい職場」が良過ぎた。2024/12/12
パダワン
8
褒められると、どうリアクションしていいかわからなくて、なんか説明的な、言い訳みたいな事を言ってしまう。褒められたくない訳ではなくて、むしろ褒められたいのに。他人の反応を気にし過ぎる故だ。 その自己矛盾が苦しいので、あまりそれに振り回されないように生きたいと思っていた。 ここに出てくる人達は、褒められる為に行動した訳ではないし、褒めを期待してない。褒められた記憶を心の中に大切に持っていて、それを生きる力に変えている。 なんと品のある生き方だろう。謙虚かつ素直で美しい、と感じた。(褒めすぎ?) 2024/03/15
ごま
7
誰かの小さい幸せを、「ふふっ」て微笑む人のその出来事を共有したくて。『当番さんのバッジ』と表紙の彼女の話はSNSで見たことがあって、特にバッジのお話の、主人公になれた瞬間は読んでいて多幸感でいっぱいになった。覚えてなかったとしても褒められる影響は決して小さくないと思うので、私も仕事では出来るだけ相手を褒めるようにしている。世の中がこういうお話だけで溢れて欲しい。2025/08/17
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