出版社内容情報
《内容》 ●C型肝炎ウイルス(HCV)の解説から,診断,感染と症状,経過や治療,予防まで65項目をQとして網羅!
内容説明
2004年12月、待望されていたペグ・インターフェロンとリバビリン併用療法が認可された。これまでHCV排除が不可能に近いように感じられていたHCV遺伝子型1bでHCV‐RNA高値例でも、治験では50%に近い結果が得られ、これまでインターフェロン療法を敬遠していた医師・患者に大きな勇気を与えたことは確かである。この併用療法は上手に行えば、治験結果を10~20%向上させうる可能性がある。しかし、それには、かなりの技術も必要となる。本書では、いかに併用療法を行うか、技術的な背景をできるだけ詳しく述べたつもりである。さらに、インターフェロン療法が行えない、あるいは不成功に終った人々にどのように治療していくかについても詳細に述べた。
目次
1 C型肝炎ウイルス(HCV)とは
2 C型肝炎の診断
3 C型肝炎の感染と症状
4 C型肝炎の経過
5 C型肝炎の治療
6 C型肝炎の予防
著者等紹介
飯野四郎[イイノシロウ]
昭和39年東京大学医学部卒業。40年東京大学第一内科入局。50~52年ボストン大学、タフト大学留学。63年東京大学第一内科講師。平成4年聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター教授。8年聖マリアンナ医科大学内科学・臨床検査医学教授。11年聖マリアンナ医科大学内科学(消化器・肝臓内科)教授。14年4月医療法人静山会清川病院病院長。平成元年~平成5年厚生省難治性の肝炎研究班治療分科会長。平成8年~平成13年厚生省非A非B型肝炎研究班臨床研究班長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。