内容説明
本書は、H.pyloriの除菌療法が現実のものとなったことを十分臨床医の方々に周知してもらい、そこに介在する問題点を浮き彫りにすることを目的とする。また、特に日本と欧米(世界)の除菌治療の歴史を明らかにし、日本でようやく保険適用になったいきさつなど、これまで知られていなかった事実も明らかにした。さらに、なぜ1つのレジメしか認められなかったのか、また除菌失敗例の再除菌をどうしたらいいのかなど、現実的な問題を浮き彫りにしている。
目次
なぜガイドラインが必要なのか
除菌療法に必要な細菌学
世界のガイドラインの歩み
本邦のガイドラインの歩み
除菌の適応症
感染診断法
除菌判定法
除菌レジメ
二次殺菌法
除菌療法の問題点
保険適用された除菌療法
インフォームド・コンセントの実際
著者等紹介
原沢茂[ハラサワシゲル]
埼玉県済世会川口総合病院院長
高橋信一[タカハシシンイチ]
杏林大学医学部第3内科教授
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