出版社内容情報
死臭が食材の匂いに感じる潤平と、分析科学のスペシャリストの風間。今回、ホームレス狩りの現場に残る二つの死香、幼女誘拐事件で漂った緑茶の香りを嗅ぎ解く中、二人の住む高セキュリティーのマンションにまたも不審な郵便物が届く。差出人を追う二人が辿り着いた人物とは!?
11万部突破の大人気シリーズ、第四弾!
内容説明
死臭を食材の匂いに感じる潤平と、分析科学のスペシャリストの風間。今回、ホームレス狩りの現場に残る二つの死香、幼女誘拐事件で漂った緑茶の香りを嗅ぎ解く中、二人の住む高セキュリティーのマンションにまたも不審な郵便物が届く。差出人を追う二人が辿り着いた人物とは!?大人気シリーズ第四弾!
著者等紹介
喜多喜久[キタヨシヒサ]
1979年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞。2011年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mae.dat
218
第4弾。風間せんせーの愛情は、研究に賭ける情熱と重なる風にも取れて。と言うか、初めは特に被研究対象物としてのそれにも見えて、良い感じの透かしに成っていたんだけどさー。巻数を重ねるごとに、愛着から愛情へ割合が高まっている様な気がしないでもない。いや、最初っからブレは無いか。月森の怪しい動き、さっさと決着をつけて欲しいですが、それは最終巻、最終話になるのかなぁ。うむ〜。2022/09/08
kei302
65
シリーズ4作目。ネタが豊富で楽しめるシリーズ。喜多喜久さん、こんなアイディア、よく思いつくよな~、すごいな。 シリーズ読み始めはちょっと胡散臭かったけど、巻を重ねるごとに説得力が出てきた。両親が作ったお米で炊いた、 炊きたての白いご飯を潤平が再び食べられるように風間先生には頑張ってもらうしかない。各章の扉イラストの風間がカワイイ。これも楽しみ。 2021/02/09
あゆ
54
死香探偵 全部の話面白かったー! 死者のにおいを頼りに事件を解決するのがすごい!めっちゃ過保護!風間さんがそんだけ桜庭さんのこと大事にしてるんだなってめっちゃわかる!2021/05/15
イオちゃん
44
シリーズ第四弾。ホームレス殺人事件、少女誘拐事件、30代男性自殺の裏に潜む真相を、死香から読み解く連作短編集。潤平の身の安全のために風間との同居生活が始まるが、この二人はこのふんわりした関係でずっといたらいいなぁと思う。風間父も新登場。月森の存在も気になりつつ、次巻へ続く…、かな。2021/02/13
ゆきちん
36
なんだろう。事件も起こるし、いろんなことがあるんだけど、それよりも風間さんと潤平の距離が気になって。ついに同棲じゃなくて同居してるし、お互いに気遣って大事にし合ってるし、秘境の温泉にご褒美旅行行くし。え?BLじゃないの?って気になって(>_<)。いや、事件を死香で解決する。面白いですよ?食べられない物が増えて気の毒だけど。続きが出たら読みますけど。2021/02/03