内容説明
ブロッホから社会的再生産論までの軌跡を辿る。「現代思想としてのマルクス主義」ほか、全5篇の附論と書誌紹介を収録。
目次
グリッチ・ノイズ―間隙にあるものは何か
1 間隙のリアリズム
2 間隙のコミュニズム
3 間隙のアフェクト
附論
書誌的補足
グリッチ・コミュニズムの方へ―あるいは「失敗」はなぜ「クィア・アート」なのか
著者等紹介
田崎英明[タザキヒデアキ]
1960年生まれ。立教大学現代心理学部教員。ポストコロニアル・ポストヒューマン・クィア理論、評議会社会主義、カトリコ・コミュニスム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちり
3
“私がそもそもセックス・ワーカー・ムーヴメントに関心を持ったのは、AIDSアクティヴィズムの中においてで、セックス・ワーカーの運動抜きにAIDSに対する社会の対応の歴史を理解することは不可避だ。そのことに加えて、現在では、ポストフォーディズム的な労働の問題が最も鋭く現れるのがセックス・ワークであるので、ポスト・フォーディズム段階での労働と労働運動を考える時に、労働運動としてのセックス・ワーカー・ムーヴメントから私たちは多くを学べるはずだから、ということがある”2025/02/12
kentaro mori
2
⚫︎同期からのずれ、シンクロのできなさ、タイミングの合わなさ。ここにこそ私たちの(占拠すべき)場所がある。⚫︎およそ「根源」の名に値するものはすべて間隙にこそ宿るのである。2025/03/14
mori-ful
0
これまで以上にブックガイド的。2024/12/31
-
- 和書
- 西洋古典学研究 1~X