内容説明
中東を革命の炎に包む「アラブの春」の発端となった一青年の焼身自殺。その瞬間を、文学は、思想は、いかに表現し、それに応答できるか。生きるなかで打ちのめされ、辱められ、否定され、ついに火花となって世界を燃え上がらせた人間の物語。
著者等紹介
ベン=ジェッルーン,ターハル[ベンジェッルーン,ターハル][Ben Jelloun,Tahar]
現代フランス語マグレブ文学を代表する作家。1944年モロッコのフェズに生まれ、1971年フランスに渡り、1987年『聖なる夜』(邦訳は紀伊國屋書店)でゴンクール賞受賞
岡真理[オカマリ]
1960年生まれ。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題、第三世界フェミニズム思想、東京外国語大学アラビア語科卒、同大学院修士課程修了。現在、京都大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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