内容説明
全身に張り巡らされる十二の経絡。経絡上の経穴への鍼や灸、マッサージ、指圧が、全身に影響を与えることを治療家ならば誰もが経験しているが、その存在は明らかにされていない。そんな目に見えない経絡や経穴について、発生学の最新知識から読み解いたのが、本書である。「気」とは何か。なぜ経絡がこのような配置なのか。これらの答えは人体がどのように発生し、どのように作用しているのかを深く理解することで明らかになる。また、本書が導く知られざる鍼灸の「サイエンス」は、現代医学では未解明の部分を解き明かす。身体を巡るミステリーの鍵は「ファッシア」(筋膜・膜)にあった。鍼灸師で救急診療専門医の著者による、医学の常識を覆す英国の話題作がついに上陸!
目次
1 鍼のサイエンス―神が医者に話し忘れたこと(発生の創世記;単細胞の世界;有名にして無形 ほか)
2 中医学の発生学(陰陽に関する簡単な紹介;道(タオ)
羊膜外胚葉 ほか)
3 命門と6本の経絡(三陰経;三陽経)
著者等紹介
キーオン,ダニエル[キーオン,ダニエル] [Keown,Daniel]
1998年にマンチェスター大学医学部を卒業した後、救急医療を専門とする医師として活躍するかたわら、2008年にキングストン大学統合医療カレッジで中医学を学び、中医学と鍼治療の学位を取得。2010年には北京の経絡医学研究センターで王居易医師に師事した。2014年にthe membership exams of the College of Emergency Medicine(MCEM)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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