獣医さん走る―家畜防疫の最前線

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獣医さん走る―家畜防疫の最前線

  • 吉川 泰弘【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 幸書房(2012/07発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784782103654
  • NDC分類 649.5
  • Cコード C1061

出版社内容情報

本書は2001年に国内でBSEに罹患した牛の発覚に始まり、鳥インフルエンザや2010年の宮崎県の口蹄疫の発生など、矢継ぎ早に起こった家畜の感染症に獣医がどのようにアプローチし立ち向かったかということを、著者の体験を基にまとめたものである。それまでは、あまり表に出ることがなかった獣医が、食の安全や家畜等の食料の確保について、メディアや政府機関で説明するような機会が大幅に増えた。それは、家畜などの食料をめぐる世界的な感染症や、人獣共通感染症の脅威の高まりと無関係ではない。そして、こうした脅威に対する危機管理、獣医師の教育の在り方にも大きく影響した。本書は次世代の食の安全・食糧確保のもろもろのことを考える上で、一読をお勧めしたい。

1.獣医さん走る-表舞台に押し出された獣医さん/世界の機関が見た21世紀の人類の課題と危機管理とは? 2.ヒトと動物の共通感染症(人獣共通感染症)-人獣共通感染症を巡る新しい世界戦略/人獣共通感染症-古くて新しい(新興・再興)感染症/人獣共通感染症は、なぜ増加し、拡大するのか?/人獣共通感染症-世界の状況とわが国の特徴/人獣共通感染症の警告-ニアミスと国内発生例/感染症法の見直し/予防原則とリスク管理の有効性の検証 3.BSE(牛海綿状脳症)とリスク評価-BSEと変異型クロイツフェルトヤコブ病の経緯/BSE病原体の特徴/日本のBSE対策/日本のBSE流行/安全神話の崩壊と食品安全委員会/リスク分析/これからの課題 4.高病原性鳥インフルエンザの問題と対策-インフルエンザの大流行(背景)/インフルエンザウイルスの特徴/高病原性鳥インフルエンザとわが国の流行(2010年まで)/同(2010年秋以降) 5.家畜の健康と食の安全保障:口蹄疫-口蹄疫は国際的にも最も重要な家畜感染症の1つ/世界中で最も広く分布している口蹄疫ウイルスはO型/口蹄疫のウイルスは空気感染を起こす/ヒトは感染しないが、口蹄疫はアウトブレイクの規模が強烈/伝播力が強く食料の安全供給に対する最大の脅威/清浄国に復帰するためのOIEの条件とは?/清浄化が認められた後もSPS協定のハードルが存在/宮城県における今回の口蹄疫流行の経緯/10kmの封じ込めは流行の統御にある程度有効に働いた/FAOの口蹄疫対策への取り組み/財務計画や資源の備蓄など事前準備の重要性/今回の口蹄疫流行を教訓に今後の事前対応策を策定 6.これからの獣医学教育の進む道と人材教育 7.科学と政治

吉川 泰弘[ヨシカワヤスヒロ]
著・文・その他

目次

1 「獣医さん走る」
2 ヒトと動物の共通感染症(人獣共通感染症)
3 BSE(牛海綿状脳症)とリスク評価
4 高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)の問題と対策
5 家畜の健康と食の安全保障:口蹄疫
6 これからの獣医学教育の進む道と人材教育
7 科学と政治―インタビュアー松永和紀さんとの対話

著者等紹介

吉川泰弘[ヨシカワヤスヒロ]
S21年11月生。46年東京大学農学部畜産獣医学科卒業、51年同農学系大学院博士課程修了(農学博士)、51年厚生省国立予防衛生研究所入所、52年~54年西独ギーセン大学ウイルス研究所留学、55年東京大学医科学研究所助手、講師、助教授、H3年厚生省国立予防衛生研究所筑波霊長類センター長、9年東京大学大学院農学生命科学研究科教授、22年同定年退職(名誉教授)、22年北里大学獣医学部教授、24年同定年退職、24年千葉科学大学副学長・危機管理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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