感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayumi Katayama
15
図書館にて。『アスピリンの恋』。太宰にそんな作品があったか。などと訝しんだが、そういうタイトルの作品があるわけではないようだ。次の作品が収録されていた。『駈込み訴え』『チャンス』『斜陽(一部)』『太田静子宛書簡1946-1-11』 太宰の短編集など何度も編まれているだろうし何をいまさらと思ったのだが、パラパラと開いてみると絵があるのに驚く。宗教画のようだ。聖書からの抜粋らしい注意書もある。『駆け込み訴え』を絵と聖書で補った、そういうもののようだ。なるほど。ただ太宰の作品を読むのとはまた違った趣がある。2018/12/12
橘
13
初読の「チャンス」、良かったです。「恋愛」は神聖なものではない、というのを太宰が言うと説得力あります。恋愛=グロテスク、わかる。「とても、とても、神聖なものですか。」ほんとそう、共感しかない。2020/03/29
koushi
11
本書の装丁はとても美しいので気に入っています。 「駈込み訴え」何度読んでも引き込まれます。圧倒的愛情表現と思います。キリスト教や聖書知識はありませんが、ユダを単純に裏切り者としての存在、と考えてはならないような、意外とユダの心情はこのようなものであったのかもしれません。2015/08/25
あかいろ
10
『チャンス』を青空文庫で読みました。二度目です。太宰のかわいいが全開で、大好きです。2015/09/04
喪中の雨巫女。
5
脚注が気になったので、別々に読みました。2010/10/19