出版社内容情報
なおちゃんのおばあちゃんはカナダで生まれそだちました。カナダでの名前は「ベッシー」。ひとりの移民の女の子の記憶の物語。
【目次】
内容説明
ベッシーちゃんは、カナダのバンクーバーという町でうまれたの。お兄さんとキャッチボールをしたり、ともだちとローラースケートであそんだり、たのしくすごしていたんだって。でも、ひとりで日本にくることになって…
著者等紹介
石川えりこ[イシカワエリコ]
1955年福岡県嘉麻市生まれ。デザイナーを経て、フリーのイラストレーター・絵本作家となる。子ども時代の体験をもとに描いた『ボタ山であそんだころ』(福音館書店)は2015年第46回講談社出版文化賞絵本賞および2017年Openbook最佳童書(台湾)を受賞。2015年にBIB(ブラティスラヴァ絵本原画展)へも出展された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
51
読友さんの感想を読んで。石川えりこさん作品「かんけり」のみ既読。カナダの原住民に対する人道的侵害、同化政策などは知っていたが、移民に対しても・・・。そしてさらに戦争がベッシ―ちゃんの人生を大きく変えてしまった。生まれ育ったカナダに帰って家族と再会したかっただろう。海を渡った日本人が、その先々で見舞われた艱難辛苦はまだまだ胸の奥底に秘められたままなのだろう。でも、石川さんのおばあちゃんのように少しずつ語り伝えてほしい。受け止める人は必ずいる。2026/07/15
たまきら
33
戦争がいかに人の絆を傷つけるか…静かに胸が締め付けられるような、そんな絵本でした。自分の子どもに良かれと思ってしたこと。辛い思いも楽しい思いも、そっとご自身にしまっていたおばあさま。最後のページが好き。2026/07/11
anne@灯れ松明の火
21
リア友さんご紹介。新着棚で。意志の強そうな目をした表紙の女の子は、なおちゃん(作者自身がモデル)のおばあちゃんの小さい頃。実はカナダで生まれ育ち、カナダでの名前は「ベッシー」。カナダで、のびのび暮らしていたのに、日本の教育を受けさせたいと、ひとりで日本へ。戦争のため、帰れず、家族とは会えなくなったという。戦争は、こういう形でも、人々を引き裂き、泣かせたのだ。でも、ベッシーちゃんが日本に渡ったからこそ、日本の家族は生まれたんだよね。優しい孫とも会えたんだよね。2026/07/29
ヒラP@ehon.gohon
10
【再読】大人のための絵本2026/08/08
遠い日
5
カナダへの移民として、バンクーバーで生まれ育ったおばあちゃんのお話。暮らした街の思い出。「フジ」という日本名の他に「ベッシー」という呼び名で呼ばれていたこと。日本の教育を受けるために8歳でたったひとりカナダから日本にやってきた心細さ。戦争を挟んで、そのまま日本で暮らすことになったこと。おばあちゃんの話は波瀾万丈で、重く濃い内容だ。けれども、自分が生きてきた時間をきちんと胸に収めているおばあちゃんは強くて、すてきだ。2026/07/01




