内容説明
「はやくおきなさい!」「ごはんをたべなさい」おかあちゃんは、「…しなさい」ばかりいう。ぼくいやなんだ。おばあちゃんにそうだんしたら、ことばのまほうをかけてくれるって!そうしたら…。
著者等紹介
漆原智良[ウルシバラトモヨシ]
1934年東京・浅草生まれ。懸賞ドラマ一等入選しNHK放送記念祭賞受賞。東京都中学校教諭依願退職後、立教大学、実践女子短大、秋草学園短大講師となる。現在は作家、講演活動に専念。第45回児童文化功労賞受賞。日本児童文芸家協会顧問
西片拓史[ニシカタタクシ]
イラストレーター・絵本作家。細密な図鑑のイラストから、詩的なお話の世界まで、活動の幅を広げて活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
15
これは子供より大人の絵本ですね。ことばのまほう、素敵ですね。母親って誰しも(違う人もいるだろうけれど)、一回は経験していると思う。余裕あるなしに関わらず、こんなおばあちゃんのように心掛けたいです。2016/09/19
おはなし会 芽ぶっく
10
大人向けの絵本ですね。ついつい使ってしまうマイナスな言葉…まほうのことばにおきかえるべきなのは、重々承知しているのですが。2018/06/17
雨巫女。
8
《書店》言い方って大事ですね。言い方によってやりたくなくなる気持ちわかる。2014/02/27
はるけいゆいママ
4
読んでみて"私の為の本かも!"と思いました(^_^;) 9歳の長男はマイペースなのか、それとも私が先に「〜しなさい」っていってしまうのか、まさにこの本の通り!でも、おばあちゃんに教わりました(^_^) 『時間』や『事実』をそのまま言う(本当の事を言う)ことで、自分で考えるようになるという事を。なぜ長男は自分で考えて予定を立てたり行動しないんだろう…四年生にもなって…と思っていたけれど、私がいけなかったのかもしれません(ー ー;) 今日から早速「ことばのまほう」を実行しようっ(*^^*)!!2014/10/23
けいこん
4
小学校3年生の教室で読み聞かせの大先輩が読むのを見学。母には耳が痛い本だった。言葉は事実を伝えるのが大事なのは分かるが。ウチの子は、これだと毎日忘れ物しちゃうだろうなぁ。待つのが大事って佐々木先生はいうけどさ、普通の子に比べて絶対遅れてる子が、自分でできるようになるのをじっと待ってるのって、手遅れにならないか不安でしょうがない。信じて待つなんてとてもできないよぉう。2014/10/10