内容説明
スーちゃんは、ちいさな家にパパとママとすんでいます。スーちゃんは、パパとおるすばんをしたり、ひみつでママのたんじょう日プレゼントをよういしたり、歯いしゃさんにいったり―。スーちゃんの日常をあたたかく描いた、9つのお話。
著者等紹介
ロビンソン,ジョーン・G.[ロビンソン,ジョーンG.][Robinson,Joan Gale]
1910‐1988。イギリス、バッキンガムシャー州ジェラーズクロス生まれ。チェルシー・イラストレーター・スタジオ卒業。1941年、作家・イラストレーターであるリチャード・G・ロビンソンと結婚。二児をもうける。クリスマスカードやさし絵を描いているうちに、自分でもお話を書きたくなり作家となる。後に再婚し、後期の作品は、ジョーン・G・トーマスの名で出版されている
中川李枝子[ナカガワリエコ]
1935‐。札幌市生まれ。東京都立高等保母学院卒業。みどり保育園で保母として働くかたわら、児童文学グループ「いたどり」の同人として創作活動を続けた。1962年に発表した、『いやいやえん』(福音館書店)で、厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞。また、『子犬のロクがやってきた』(岩波書店)で毎日出版文化賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シナモン
142
なんて可愛らしいスーちゃんの毎日。 ママの誕生日に香水をあげたくてお花を摘んで瓶に入れといたら臭くなっちゃった。金曜日は駅の草取りの日にしよう!好奇心いっぱい、こどもらしい発想。微笑みながらそれに付き合う両親はじめまわりの大人たち。その大人たちもせかせかしてないのが良い。ゆったり生活を楽しむってこういうことなんじゃないのかな。イギリスの品の良さも感じる素敵な一冊でした。2020/06/11
tokotoko
52
★イギリス★パパ、ママ、そして、優しいお隣のバートンさんに見守られて、すくすく育つ女の子、スーちゃんの、素直で可愛いすぎる9つのお話です。どのお話を読んでるときも、きっと、ニッコリは止められない・・・と思います!ゆったりと流れる日常、大らかで朗らかな大人達と、のびのび暮らす子供達・・・夢のように幸せな時間をギュッと詰め合わせて、プレゼントしてくれる1冊です。2015/02/22
野のこ
39
読友さんのおすすめ♪目に明るいオレンジ赤色の装丁、挿し絵はさらっと描いてるのにお洒落で素敵でした。子供らしい素直で可愛らしいスーちゃんにきゅん。ママを喜ばせたいって気持ちに一生懸命なのと、パパとスーちゃんコンビが微笑ましかったです。「むかし、あるところに」のお話。きっと素敵なレディになったんだろうなぁ2018/03/14
♪みどりpiyopiyo♪
36
むかし、あるところに スーちゃんという ちいさい女の子がいました。スーちゃんは まどに花もようのカーテンのかかった、黄色いドアの家に、パパと、ママと すんでいました… ■ああ しあわせ。スーちゃん なんてかわいいの♡ スーちゃん4〜5歳かしら。慈しみ深いパパとママに見守られて、穏やかで優しい世界を信じて すくすく育っている感じが、ほのぼのとして尊くて。中川 李枝子さんの品のいい訳もぴったり。■スーちゃんの日常を温かく描いた9つのお話。スーちゃん、明日もきっと 良い日だね (ღ′◡‵) (1953年)(→続2019/09/20
小夜風
25
【図書館】スーちゃんの可愛らしいお話9話。「きかんぼのちいちゃいいもうと」と似てるかなって思ったけど、こちらも本当に可愛くて温かいです。ママもパパも周りの大人たちも良いなぁ♪読みながらずっとニコニコしていたらしく(笑)、ほっぺた落ちそうになりました(笑)。「思い出のマーニー」の作者さんだそう。そちらも読んでみたくなりました♪2015/06/06