出版社内容情報
あおくて終わりのない海と空にかこまれたナナカラやまは、とても美しくて豊かな世界。動物や花や木や魚、虫や石や風…みんなナナカラやまに住むナナカラたちです。ナナカラたちは、うれしいこと、かなしいこと、ずっと昔からあったことも、つい昨日のできごとも、お話にしたり歌にしたりして、楽しみ、伝えていきます。今日は、年に一度のナナカラやまのお祭りの日。長老のコジュケイのおじいさんが「おおあめと七わのカラスのかみさま」のお話をみんなに聞かせます。
内容説明
おまつりのよる、みんながいちばんたのしみにしているのは…?ナナカラやまのひみつがわかる!心あたたまる小さなお話シリーズ第3巻。
著者等紹介
どいかや[ドイカヤ]
1969年、東京都生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業。『ひまなこなべ』(文・萱野茂/あすなろ書房)で、第64回産経児童出版文化賞“産経新聞社賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirune
31
世界の成り立ちからそこに住む者たちの生活や関係も全て優しく可愛らしい思いやりの溢れる世界のお話し😃みんなで楽しく開催するおまつりの名物料理がどれもすごく美味しそう〜♡そして常なら悪者にされ勝ちなカラスたちが神様として全てのナナカラ達から愛されているのがすごく良いです♪ほっこり〜☆2023/09/06
ゆっき
23
ナナカラやまの秘密が分かる小さなお話シリーズ第3巻。わすれんぼうのカナヘビちゃんが可愛らしい。そのカナヘビちゃんを優しく見守るトカゲくんにほっこり。コジュケイ夫婦の小さな家も素敵。神様への感謝を忘れず大地の恵みや自然の恵みを大事にして助け合うナナカラやまの動物たち。とても優しい絵本でした。2022/12/20
Midori Matsuoka
7
ナナカラやまに住む生き物たちをナナカラたちという。ナナカラたちはこの地に語り継がれているお話が大好き。神話のような話や昔話のような話、少し前のお話など、バラエティ豊かに語られる。 3巻目のこの本では、うっかりもののカナヘビちゃんやコジュケイふうふ、ナナカラやまの名前の由来となった七羽のカラスの神さまのお話が収録。年に一度のおまつりに登場するごちそうがなんともおいしそう!2024/02/26
mntmt
6
小さな生き物の小さな家が可愛らしい。2025/02/20
遠い日
6
「ナナカラやまものがたり」シリーズ3。「コジュケイふうふのちいさないえ」は、仲睦まじいコジュケイ老夫婦の家で、おしゃべりをするカップルのカナヘビちゃんとトカゲくんが明るくて、若さいっぱい。コジュケイさんたちの若き日の話を聞き出していきます。そして、年に一度のナナカラやまのお祭りのだいじな由緒が、もうひとつのお話。まるで神話のような内容で、ナナカラやまは、だからこそナナカラたちが安泰に生きられるのだなぁと感動しました。2022/12/02