内容説明
あなたのおじいちゃんやおばあちゃんは、小さいころ、どんな暮らしをしていたのかな?このシリーズには、1960年代のさまざまな地方で暮らす小学生が登場します。この本の舞台は、沖縄県の読谷村です。戦いで焼きつくされた後、アメリカに支配されていたそんな時代でも、子どもたちはせいいっぱい考え、元気いっぱい遊び、けんめいに生きていました。今、平和な中で暮らすみなさんも、その時代のことを想像しながら、平和についていっしょに考えてみてください。
著者等紹介
荒尾美知子[アラオミチコ]
1958年、東京生まれ。東京女子大学文理学部卒業。編集者・作家として、長年にわたり子どもの本づくりに携わる
ゴトウノリユキ[ゴトウノリユキ]
後藤範行。宮崎県出身。阿佐ケ谷美術専門学校卒業。アニメの制作会社で美術を担当したのち、フリーのイラストレーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
26
1964年に東京オリンピックが開かれた頃、沖縄がまだ日本に返還されていなかった事を、すっかり忘れていました。 沖縄県民にとって、日本はどのように映っていたのでしょうか。 母親のお腹にいた時に父親が死んで、父親の顔を知らないで育った少年の物語の背景に、戦争の記憶と米軍が駐留する現状が重なり合います。 沖縄に入って来たアメリカ軍が、終戦直前に沖縄県内の家を焼いたり爆撃したという事実を、ちゃんと認識できないのですが、それだけ沖縄を正しく理解できていないという事でしょうか。 2021/08/30
遠い日
11
「ちょっと昔の子どもたちのくらし」シリーズ4。沖縄・読谷村の子どもたちの秘密の作戦。そうだった、わたしが子どもの頃、沖縄はまだ日本ではなかった。お盆の行事を通して、戦死したお父さんに会いたいというはるニイニイ。沖縄独特の精霊の送りだ。アメリカとの関係も維持しながら、戦争の疵はまだ言えない。子どもの目線で見たそれらは意外に力強いだけに、切なさも募る。2021/03/15
ヒラP@ehon.gohon
8
【再読】大人のための絵本2022/05/01
スパナ
2
1960年代の子どもの暮らしが分かるシリーズ。 この本の題材は沖縄県読谷村の子どもたち。 戦後、アメリカの支配下にある沖縄ですが、子どもたちはアメリカ兵とも上手く付き合いながら暮らしている。 多くの犠牲者も出た沖縄で、それぞれが抱える悲しみもありながらも逞しく成長していく少年たちのお話。2021/03/07
kokotwin
0
戦後の沖縄の子供たち、まだ返還前の生活が少し見える。お盆に、亡くなったお父さんに会いたいという気持ちを友だちが支える暖かい気持ち。 2022/10/04
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