内容説明
金髪は、いつどこで生まれた?マヤ人の頭の美とは?最古のハゲ治療薬とは?そして、髪にまつわる最大の謎、なぜカツラは大きくなったのか…?髪にまつわる不思議に迫るユニークな文化人類学絵本。
著者等紹介
クルル,キャスリーン[クルル,キャスリーン][Krull,Kathleen]
ノンフィクションを中心に活躍するアメリカの児童書作家。伝記、歴史ものを数多く手がけている。これまでもノンフィクション部門で数々の賞に輝いてきたが、2011年、全業績に対してワシントンポスト児童書協会ノンフィクション賞が贈られた
マローン,ピーター[マローン,ピーター][Malone,Peter]
クラシカルな作風で知られるイギリスのイラストレーター。雑誌や児童書で活躍しており、カーネギー賞作家ケビン・クロスリー=ホランドの絵本『ベツレヘムまで何マイル?』のさし絵画家としても有名
宮坂宏美[ミヤサカヒロミ]
弘前大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
90
文化人類学絵本。変わった?髪型のエピソードや育毛剤・ヘアケアの歴史を紹介した絵本。物語ではなく解説コラムぽい▽金髪女性は目立つため/古代エジプトは虫対策で髪を剃る、カツラの誕生/ケルト人は髪で脅す/最古のハゲ治療薬はアリストテレス、ヤギの尿。ヒポクラテスはハトの糞/サムライの月代(さかやき)は応仁の乱以降/インカ帝国では髪は薬/イギリス女王エリザベス1世赤毛の流行/満州族は辮髪(ぺんぱつ)は忠誠の証/ヴェルサイユの超入れ毛/髪型の流行▽巻末には「メモ」として、書ききれなかった解説あり。2012年発行2025/06/02
pino
68
いきなり、パーマ機をあてている猿や、11000年前の、モンロー風の金髪美女のイラストに、ん?って思いましたが、真面目に髪型の歴史をまとめた絵本でした。とにかく、イラストがユニーク。ヨガをしながら、ヘアケアをするインド人、毛生え薬で儲けたアメリカの富豪の豪邸の窓から、長い髪がなびいているという風です。カツラの誕生や、髪形の変遷などのアレコレが楽しいです。ヒポクラテスの調合したハゲの治療薬にはワサビが入ってたそう。悪化しそう。日本のサムライの髷も浮世絵風のイラストで登場。顔が女性ぽいような。巻末に解説あり。2012/08/06
ままこ
63
時代、地域によって変わる髪型の色々な歴史が興味深く楽しめる絵本。特にインパクトがあったのはマヤ人の伸ばした頭とマリーアントワネットの時代のヘンテコリンな常軌を逸している髪型。魔女が作ったような怪しげなものが入っている古代のハゲ治療薬。育毛成果はあったのだろうか…。ラーメンマンの髪型は強制的だったという時代背景があったとは知らなかった。巻末のメモは補足としてより詳しく説明してあり面白かった。2017/11/07
tokotoko
60
たまには、知識を増やしとかないとなぁ~っていう真面目心で借りた、図書館本です。髪にとっても関心のある人には楽しい1冊だと思います。髪の歴史が1ページずつ、読みきりスタイルで書かれています。添えられた絵は、ユーモラスながら、文章にかなり忠実です。私、髪については、あまり真剣に追究する気がないんだなってことがわかりだして。それからは、読むスピードがどんどん速くなり・・・最後にはこれ、ヘアカタログの本!?って思うと、妙に楽しくなってきました。したい髪型は・・・特にありませんでした。2014/08/25
さつき
55
髪型の歴史のわかる絵本。世界各地の色々な時代の髪型事情が見えてきて、面白かったです。日本が紹介されるページはちゃんと浮世絵風の絵になっているのが嬉しくなっちゃいました。2017/11/12
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